日本で一番有名な鮮魚店と言えばサスエ前田魚店。単に鮮魚を提供するのではなく、漁師からの鮮魚をお店にとって適切な状態に仕立て、ベストな状態で提供する仕事はまさに魚の達人。
都内グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。
毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨
静岡県を通り越して現在日本で最も熱い魚屋さんと言えば、間違いなく焼津にある「サスエ前田魚店」さんではないでしょうか? サスエ前田の名前を一般の我々に広めてくれたのは、おそらく情熱大陸じゃないでしょうかね。
魚に興味があって見てない方は是非一度ご覧になって下さい。シェフだけでなく漁師と共に魚に対する前田尚毅氏の深い愛情を感じます😍
こんな素晴らしい鮮魚店が静岡県内にあるという事で、鮮魚店好きのもぺとしても常々行きたいと思っていたのですが、残念ながらなかなか機会を得ず😓 今回、広島から移転オープンされた馳走西健一さんに伺う機会をゲット出来たので、近所にあるサスエ前田魚店さんにも事前予約を入れさせて頂き行って来ましたよ!
ただ馳走西健一さんのオープン時間前に伺うことになったので、いつもとは反対の閉店間際のギリギリダッシュ(笑)
目次
サスエ前田魚店とは
まず初めにサスエ前田魚店さんに関して、きっと前田尚毅氏の事は知っていても実際に焼津の店舗に行かれた方は少ないかなぁと思いましたので。
㈱サスエ前田魚店は地元「焼津」で創業60年を迎える老舗の魚屋です。
日本列島のほぼ中心に位置し、日本一の高い富士山、日本一の深い駿河湾、自然豊かな環境で水揚げされる地魚をはじめ、当店自慢の豊富な刺身、旬の切り身、伝統の自家製天日干し干物などを取りそろえ、専門店ならではの鮮度、味、価格も納得できる魚屋です。
「魚はやっぱりサスエだね」と思っていただけるような魚、サービスを皆様にご提供いたします。ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
業務についても対応しております。飲食業者様の新規お取引相談もお気軽にどうぞ。
ホームページより
創業60年で現在の前田尚毅氏が5代目ということを考えると、代替わりがスムーズに進んでいる鮮魚店ですね。
扱われている商品に関して、もぺが大好物のこだわりが記載されていたので引き続き引用しておきます👍
創業当時から60年作り続けている鰯の干物。普通、干物では味醂干しが一般的ですが、味醂を使うことによって甘みを加えるのと違って、サスエ前田では、鮮度抜群、旨味たっぷりの鰯を使うので、味醂を使わずオリジナルの醤油に漬けて作ります。焼いて出て来る鰯の脂が、じわじわと口の中で甘味となります。
ここで紹介されている鰯ですが、運よく購入することが出来て絶品でした😍
いつ来ても選ぶのが楽しい、豊富な種類を取り揃える切り立てのお刺身。その日一番の新鮮な魚を、魚屋の目利きで仕入れ、丁寧な仕事を施しています。魚はやっぱりサスエだね、と言って頂ける自慢のお刺身です。
迫力満点の“お造り”
ご予算や用途に応じて、お造りを仕立てます。サスエ前田魚店ならではの、見る人を圧倒する迫力満点のお造りは、晴れの日やお祝いの逸品として大変喜ばれています。ご予約はお早目にどうぞ。
やはり鮮魚店の目玉と言えばお造りですよね。時間がある時に予約を入れて是非お願いしてみたいっすわ!
魚を知り尽くしたサスエ五代目前田尚毅が握る、こだわりの握り。選び抜いた新鮮なネタと、赤酢をきかせたこだわりのシャリとの相性が抜群です。魚屋渾身の握りを是非お愉しみ下さい。
実はサスエさん、前田 尚毅氏が握るお鮨が本格派でめちゃんこ美味しそうなんです。ただにぎりだと時間経過で残念なことになるので、、、と思っていたらバラチラシまでやっていました🙌 こちらは堪能することが出来ましたので、後半でアップしちゃいますよ。
冷やしとひと塩で魚はグッとうまくなる
前田 尚毅氏、一般の我々向けに魚の扱い方の本を出版されています。
非常にわかりやすく書いてあり、なるほど魚は我々の室温では火傷しちゃうんだと納得しましたねぇ。何事も自分の世界を中心に考えるとあかんですわぁ💦
家で魚を美味しく食べたい方は一度読まれることをオススメします🙋♂️
サスエ前田魚店の外観

閉店間際のサスエ前田さんにとうちゃこϵ( ‘Θ’ )϶
サスエ前田魚店の駐車場

店舗横に広々とした駐車場を完備。これだけ大きな駐車場のある魚屋さんに初めて来ましたわ!
ちなみに二回目の訪問では昼過ぎにとうちゃこ。この時には警備員さんがいて、満車に近い駐車場を交通整理してくれておりました。
サスエ前田魚店の店内

店内に入ると、いきなりこだわりのどんぶり(笑)昔はこのコーナーでどんぶりを売っていたのかなぁ🤔
あ、ちなみに店員さんにちゃんと写真撮影の許可を頂いてから撮っております📸

閉店間際だったので、お刺身が並んでいたであろう右奥のショーケースは既に掃除済み。逆に商品がほとんどなかったのに、これだけお客さんがいるのが不思議なくらい。


入り口付近には貝類、保存が出来そうな商品はちょこちょこ残っています。


あ、焼津名物の鰹のヘソを発見✨ 温石さんで食べたヘソの揚げ物が絶品だったなぁ🤤 ちなみに右の注文品はもぺが予約させてもらった品々、皆さん羨ましそうに見てました(笑)


マグロの頬肉は焼いたら美味しいけど、結構な分量を買ってしまったのでこちらはグッと我慢😢

こちらは二度目の訪問時に激写した品々🐟 ちゃんと早い時間に伺うとおすすめの地魚やアンコウ、網で取った太刀魚など色んな魚が揃っています!

ちなみに脂イワシの干物は、サスエ前田さんの自家製でもぺ一推しの商品。もし見かけたら、こちらは間違いなく
マストバイ商品🤤
一列ごとの販売になりますが、美味し過ぎてペロッと行けるので多くても全く問題なし。
サスエ前田魚店のお刺身

昼過ぎに伺った際には、おそらく半分程度のお刺身が残っていました。カマスの炙りは丁寧にスライスされており、一皿はお求めやすい500円以下じゃ無いですか😍

こちらは太刀の炙り。もぺ嫁がカマスにするか太刀にするか、めちゃんこ悩んでいました(笑)
サスエ前田魚店の商品

購入したのはこちらの5点、おまかせの干物が4種類(2,000円分)に本マグロの盛り合わせ(1,100円)😍
サスエ前田魚店の干物

最初に頂いたのはイワシの味醂干しだと思っていたら、味醂ではなくて醤油干しで
本気でびっくりしたわ!

というのも、イワシにしっかりと脂が乗っており味醂干しのような甘みが
やたらうまい🤤
見てくれはちょっと良くないのですが、これがどうして身質はふっくらとしてフワフワ😍 ちょっと骨が気になるので、強めで一気に焼くのがオススメ! もしサスエさんに行ったらこれは絶対に
マストイート🤤

こちらはカマスの干物。サスエさんの干物は水分を上手いこと残されているので、賞味期限は冷凍にして10日程度らしいですが美味し過ぎるの一気に食べちゃいます(笑)
カマスはもともと水分が多い魚ですが、水分加減だけでなく塩加減も宜しく
ごはん泥棒🍚

こちらはイトヨリの干物。こちらも見た目はちょっと身が痩せてるように見えますが、やはり身がふんわりとして
けしからん
旨さ!
サスエ前田魚店のお刺身

こちらは確かヘダイの薄造り。銀皮がしっかりと残っており、魚を捌く技術も間違いなく一流の様子。


しっとりと瑞々しい身質ですが、脂は見事に全体に馴染んでいる様子。そのため醤油に潜らせると、フワッと脂が醤油全体に広がります。
家なのでゆっくりと白身を満喫できました😍 外食だとマイペースって訳にも行かないのでw

もぺ嫁の選択はカマス炙り。


水分が多いカマスですが、適度に脱水されておりベタつきは一切なし。カマスすら身質が美しく見えるのが凄いなぁ!
皮目を炙ることで、カマス特有の磯感がたまりませんなぁ。こちらは是非とも日本酒と合わせたい一品🍶
サスエ前田魚店のマグロ

どうしてもマグロは食べておきたかったので、本マグロの盛り合わせも取り置きして貰いました!お店にあった時はドリップは全くありませんでしたが、持って帰る間に出ちゃった😭 ちゃんと保冷バッグに入れてけど時間が長過ぎました。


ほ〜ほっ、これが1100円で味わえるなんて
夢のような一皿やん!
次は車で行って、お造り盛りを絶対に食べます🙋♂️
サスエ前田魚店の太巻

サスエさん、太巻もあるということで事前に予約を入れさせていただきました。

太巻も赤酢を使ったシャリなので、見慣れない方にはインパクト大。具はキュウリに玉子焼き、マグロはネギトロと赤身の二種類でしょうか。

太巻といっても、こちらは細巻と太巻のちょうど中間的な大きさ。このサイズは一口で無理せず食べることが出来るので、子供にもぴったりのサイズ。また具材も万人受けするセレクトなので、家族全員にご満足いただけること間違いなし!
酢飯がギュッと詰まっているので、見かけよりも食べ応え満点(笑)実は赤酢って普通の酢(白酢)よりも酸味が穏やかで食べやすいんですよね。
サスエ前田魚店のバラチラシ

お楽しみにしていたのが予約注文で購入可能な前田 尚毅氏特製のバラチラシ(1,600円)😍

これが開いてびっくり魚の玉手箱やん✨

ほれほれほれ、これ何種類の魚が入っているかわかりませんよ😍 さすがにこれには君も
よだれ5リットル🤤
ですよね?
彩りも完璧に計算されていますよね😍


まずは赤酢の酢飯を頂くと、時間が経っているにも関わらず
うまぁ🤩
かための酢飯は見た目よりマイルドで、飛び子のプチプチ感と紫蘇と海苔だけで十分に美味い!


おそらく魚自体はお刺身のヘタ等を活用されていると思うのですが、これはお見事としか言いようがないほど
なんじゃこの美味さ!
特に美味しかったのが〆サバ、次回伺った時は〆サバを単品でゲットしなければ!
サスエ前田魚店のにぎり

二度目のサスエ前田さん、今回の目的はこちらのにぎりをゲットして帰ることでした🙌 実は以前にも予約の電話を入れたことはあるのですが、忙しくて注文不可とのこと。
カバーに魚の名前を書いてくれているのが嬉しいっす😍

次回はいつ食べることが出来るか分からないので、気張って3000円の品をオーダー。全12貫のうちにマグロが4貫、白身が4貫、その他が4貫とバランスも👌
一般的にはやや小ぶりなにぎりだと思います。


それでは名前を確認しながら食べていきます🙋♂️


一貫目はもちろんマグロの赤身、ちなみに今回のマグロはすべて南マグロの様子。赤酢のシャリがマグロにドンピシャで
うまぁ🤩
ヒラメの昆布締めは、かなり控えめな締め具合なので薄らと味わい深く、活締めを生かした食感にはねっとり感なし。


こちらの白身は初めて食べるキントキダイ。鮮度の良さが伝わってくるシャキッとした食感、やはり地魚が美味いっすね😍
蛇腹の大トロは、見た目に反してサッと消える口溶けの良さが
3150😍


ここで口の中をさっぱりとさせるべく、かなり小ぶりのアジ酢にてリフレッシュ。続いては春を感じさせる春子鯛と思っていたら、蓋には連子鯛の表記なのでやや大きめのサイズなのかな。
実は春子鯛という魚は存在しておらず、鯛の幼魚を総称して春子鯛って呼ぶんですよ🙋♂️
桜のような色合いの良い皮目は、フワッと柔らかく邪魔にならない食感が楽しい。


続いては締め鯖に鰤のハラモ、いずれもバッチリと脂がのった二品。


ラストスパートには金目鯛の腹身と赤身の漬け😍


最後は中トロから大トロへと移行してご馳走様でした😍
サスエ前田さんのお鮨は魚屋さんらしくネタのレベルが高いっす!3000円でこのレベルのにぎりがいただけるのは嬉しいですね。
サスエ前田魚店の魚が頂けるお店
サスエ前田さんの魚を使っているお店は静岡だけでなく全国に及びます。噂ではあそこやこちらも使っていると聞いていますが、確実に使っていてもぺが伺ったお店をこちらで紹介🙋♂️
成生
成生さんにはずっと行きたいと思っていますが、全く予約を取れそうな気配がありません😭 もし成生さんに伺う方がおられたら、是非もぺも誘ってやって下さい🙇♂️ よって、いつになったらこちらに書けるか未定。
なんて書いていましたが、遂に成生さんにも行ってきましたよ!

まず成生さんで驚かされたのは、凛とした店舗が素晴らしいこと。まるで聖域のようで、下界とは空気の質すら違うように感じる雰囲気を持ってます。
お料理はどれも繊細かつ大胆な構成になっており、サスエさんの海鮮をこれでもかと堪能することが出来ます。また野菜にもこだわりが強く、静岡県の野菜がこんなに豊かだったとビックリしました。もう成生さんクラスになるとシグネチャーと呼ぶものはどれだったかなと考えるほど、どのお料理も超一級品だと感じました。
サスエさんのインスタではイジられている志村さんですが、お店での立ち振る舞いはカッコよすぎです!
温石

温石さんのシグネチャーと言えば、こちらの金目鯛の鱗焼きでしょう。鱗は軽くパリパリに焼ける魚体を選び、焼き加減は身の旨味を最大限に引き出すミディアムレア😍 脂の乗った腹身は塩、脂の少なめな背の身は山椒醤油にて。
完璧なまでの引き算と思いきや、スイーツにバスチーが登場してびっくりしました。
日本料理FUJI

日本料理FUJIのシグネチャーは白甘鯛の松笠焼き&出汁。鱗はひたすら軽く、白甘鯛で取った出汁を合わせることで美味しさがワンランクアップ🤩
もちろんこちらも火入れ具合は完璧です!
シンプルズ

実はシンプルズさんに伺いっていますが、まだブログにアップしていません💦 シンプルズさんの魅力は引き算の和食とはまったく異なる食材へのアプローチ。
もう少しお待ちください。
メゾンケイ

メゾンケイさんのシグネチャーと言えば金目鯛を差し置いて、こちらのジャルダン・ドゥ・レギューム。パリのお店とは異なりこちらの地元静岡の野菜を用いた一皿に👏
かなり予約困難店となっていますが、御殿場にオープンしてくださったことに感謝。
中国料理 村松

ダークホース的に突如現れた中国料理の村松さん。まだはっきりとこれがシグネチャーと呼ぶべき料理は模索中ですが、どの料理も非常にレベルが高く多彩なお味を楽しむことが出来るのが魅了🤩
しかも村松さんは腹パン確約店なので、必ず腹ペコで伺いましょう(笑)
馳走西健一

広島から駿河キュイジーヌを志して移転オープンした馳走西健一さん。こちらでも和食とは異なりフレンチベースでサスエ前田さんの魚を楽しむことが出来ます。現在はパイ包み焼きや榊山牛などがシグネチャー的存在ですが、今後どのように変化していくか非常に楽しみなお店🙌
サスエ前田さんに近いためか、はたまた西さんがジャンケンに強いためか? こちらで頂いた魚は抜群に凄かったなぁ😍
天ぷら なかむら

現在(2023年5月)のところサスエさんの魚を使うお店で、もっとも新しい店舗になるのが天ぷら なかむらさんでしょう。店主の中村さんは長らく成生さんで一番弟子として勤め上げられ、成生さんの成長の過程をすべて共有されてきたお方。なんと店舗は焼津駅前とサスエさんへのアクセスは抜群(笑)
実直な性格の中村さんなので、これからどんどん経験を重ねて行き、近い将来は成生のように予約が取れないお店になると思います。
サスエ前田魚店の情報
前田尚毅氏率いるサスエ前田魚店とその魚を使ったお店は如何だったでしょうか?
静岡県が盛り上がってくれるのは非常に嬉しいのですが、どのお店も人気が急上昇しておりもぺが予約出来なくなる日も近い気がします😭
サスエ前田さんの寿司類(バラチラシ、太巻、にぎり)は予約制となっております。イベント等の日には予約が殺到しますので、お早めに電話予約されることをオススメいたします🙋♂️ ちなみにもぺの一推しはバラチラシかな😍
もぺ的には星
★★★★★★★★★★
もぺもぐにアップしているお店は、下記のもぺもぐマップ(Googleマップ)から位置情報で検索可能です。お店を選ぶとリンクが貼ってあるので、ポチッと押すと記事にGO💨
本ブログが参考になったならブログの運営に協力してもらえませんか?
ネットでお買い物される際に以下のリンクを通して、アマゾン、楽天、Yahooから購入いただけると嬉しいです😊





























2018年7月22日放送分
切り身も躍らせる魚職人驚異の技!
「脳に刺さる旨み」と一流料理人が唸る幻の“もち旨鰹”とは?