掛川市の名店として有名な懐石よこいさん。そんなお店のご子息が掛川駅から徒歩圏内にオープンしたお店が食よこいさん。オープンしてわずか一年ですが、地元の方々の胃袋をがっしりと掴んだ予約困難店。
都内グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。
毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨
今回ご紹介したいのは2021年の暮れ掛川市にオープンした「食よこい」さん。掛川市と言えば懐石よこいさんが有名ですが、なんとこちらはよこいさんのご子息の横井 亮治さんが独立してオープンされたお店。懐石よこいさんに伺いたいなぁと思っていましたが、休業されていたり駅からも離れていたりで伺うことが出来てませんでした😭
よって、まずは食よこいさんに行くぜと思い連絡をしてみると、一人なら辛うじて年内の予約に成功🙌 前置きはいつもより短めにして、久々に静岡西部へグルメ一人旅をすべく食よこいダッシュ💨
いやぁ、こんなにホスピタリティの高いお店に出会えるとは思ってませんでした!
目次
食よこいの外観
この日は18時スタートと言うことで、ちょっと余裕を持って掛川駅にとうちゃこ。さすがに三島から鈍行で掛川駅は辛いので、静岡でランチ活をしてきて正解でした。
食よこいさんは掛川駅から徒歩圏内にあるので、てくてく散歩しながらお店を目指します。
ちなみに食よこいさんの店舗があるのは、掛川駅の北西にあたる住宅街の中。お、遠くにお店らしき燈が見えますね。実はこの時もぺは気が付いていませんでしたが、お店で隣席になった方に目撃されていたらしいっす😅 相当怪しい人と思われていたのかも、、、
燈の前に行くと、予想通り食よこいさんにとうちゃこ👍
一切無駄のないシンプルなお店構えなので、お店の前に来ても何屋さんなのかわかりません。と言うか、要のない人はここをこの時間に通ることはないかw
食よこいの予約方法
食よこいさんは完全予約制となっておりますので、ご予約はお店に電話で直接問い合わせください。
ちなみにもぺがお店に連絡したのが8月上旬で、実際に予約が取れたのは12月中旬ということで4ヶ月待ちでした。現在は一人であれば空いている日もあるようですが、二人以上は7月以降になるほど大人気となっていますのでお早めに。
ちなみに一人で伺っても、横井さんが抜群のホスピタリティで色々と気を使って下さるので問題なし👍 もぺも同席させていただいた5名の方々と楽しい時間を過ごすことが出来ました。
食よこいのメニュー
コースはおまかせで¥11,000円(税込)💴
季節のお料理が5 or 6品+江戸前鮨10貫、汁物、デザートになっています(2022/12現在)このようなご時世なので、予期なく変更される可能性がありますのでご承知おきください。
はっきり言って、こちらの値段設定には
本気でびっくりしたわ!
食よこいの雰囲気
入店すると横井さんの計らいで、カウンター席中央の
アリーナ席ゲッツ❗️
あとで聞いた話ですが、基本的にお一人さまは意図的にカウンター中央の席にして、周りのお客さんと交流できるスタイルにして下さっているそうです👍 ありがたいことに、もぺのお隣にはナナさん(素敵でパワフルな常連の女性)と地元の先生がお越しになり、めちゃんこ楽しく過ごさせて頂きました。
ちなみにナナさんは農家のお嫁さん。そしてお子さんが6人もいるお母さんにも関わらず、アクティブに色々な活動をされているので最後にご紹介しようかな。
18時には無事にカウンター席に全員が着席して、今宵の宴がスターティン!
コース
何はともあれ、まずはハートランドの生が
うまぁ🤩
ぶり大根
最初の一品はあらかじめ焼き台で調理されていた鰤、こちらがぶり大根になって登場✨ って、鬼おろしスタイルのぶり大根はお初です!
しっかり目の餡に瑞々しい鬼おろしは地物の大根、氷見さんの天然寒鰤にたっぷりと乗せると
👍👍👍
いきなり一品目から日本酒が欲しくなるメニューなんですけどw
車海老&ヒゲソリダイ
この日のお刺身はレアに仕上げた浜名湖産の車海老と御前崎産のヒゲソリダイ。ヒゲソリダイって聞くのも食べるのも初めてなので
ワクワクドキドキ😍
下に敷かれているのは夏みかん。
ヒゲソリダイは塩から味わってみると、鮮度が抜群のコリコリっとした食感が
3150😍
クセや水っぽさもなくて、さすが地物は最高っす✨
しかもヒゲソリダイには肝醤油付き、惜しげもなくたっぷりと絡めて食べると旨味がプラスされて
ぶち美味い!
熟成をかけた魚も美味しいのですが、肝醤油合わせるならば断然鮮度重視が👍
車海老はこの通り見事な半生仕上げなので、塩で食べるとプリプリの食感と甘みを同時に味わうことが出来て
なんじゃこの美味さ!
もう一切れには酢橘とシークワーサーを掛け合わせた完熟の柑橘をたっぷりと絞ると
あま〜い😍
素晴らしい地物の美味しさに、お刺身だけでノックアウト寸前です💦
乾杯の儀
ここでナナさんから、みんなで乾杯しませんかとお誘い😍
もちろんお酒を断るなんてことはなく、もちろん御相伴んに預かります🥂 いやぁ、最近の国産の泡って目ちゃんこ美味しくなってますよね。
海老芋の米粉揚げ
続いては海老芋の米粉揚げ。
先月、菊乃井の村田さんから講演を受ける機会があり、海老芋って磐田で盛んに作られていると聞いていたので嬉しい一品。また湯河原の加瀬さんで、海老芋の親戚のような大中寺いもを食べたのを思い出しました🙋♂️
外はカリッと香ばしくて、中は良い感じにねっとり優しい味わい。なんとこちらは揚げる前に、煮崩れしないように3回に分けて炊き上げているそうです💦
ここで横井さんが何やらマグロに包丁を入れ始め、漬け汁も出てきたことから漬けを仕込み始める様子😍
糸もずく
そんな光景を眺めながらお客さん達と盛り上がっていると、さっぱりとした能登産の糸もずくが登場。やや強めの酸味ですが胡麻が香ばしく、シャキシャキのもずくを咀嚼する喜び🤤
もずくを食べ終わるタイミングでお鮨のタネがセッティングされて、いよいよここから握りがスターティン🙌
背トロ
最初の品はハードパンチの背トロ。
エ筋っぽく見えますがふんわりと柔らかく、やや硬めのシャリとの相性が抜群😍
エ○い食感に大将また腕をあげたね by ナナさん(笑)
ここで堪らず米焼酎の緑茶割りを濃いめで発注(笑)
ちなみに食よこいさんで使用されているお茶は、この日いらしていたトミーさん(ナナさんネーミング)のお茶。しっかりとした味わいがお茶割りにドンピシャで、下記のリンクから購入可能です👍
赤身
パッと見ではなんの変哲もなさそうな赤身は柚子胡椒を効かせて。
墨烏賊
墨烏賊は噛み締めてビックリの肉厚さ加減。表層はシャキッと心地良い歯切れですが、中心部を越えるあたりからねっとりとする二つの食感に
悶絶必至🔥
味わいも表層は絶妙な感じで柚子が効いていますが、次第に烏賊の甘味へと変化する二重奏👏
おもむろに横井さんがキュウリを刻み始めたけど、次は何が来るのかな😍
うわぁ、小ぶりですが浜名湖産の天然うなぎ🔥
うなきゅうの手巻き
そして手渡されたのはうなきゅうの手巻き!
香り高いパリパリの海苔にうなぎと相性の良いキュウリ、思わず無心で一気に食べちゃいますよコレは🙋♂️
酒盗の茶碗蒸し
次に登場したのが熱々の茶碗蒸しなんですが、なんとマグロの酒盗が使われています😍
酒盗の餡は思ったよりもクセがなくて食べ易く、茶碗蒸しの繊細な味は感じ取れませんが
これが大当たり🎯
これ大好き😘 ちなみにナナさんは抱かれても良いと熱さと表現されてました(笑)
う〜ん、酒盗の香りにすっかりやられてしまって、みなさん次のお酒は熱燗へ🍶
お、皮目を炙った鰆(サワラ)は大阪産。最近、大阪湾は良いことなんだけど綺麗になり過ぎているらしく、魚や貝類の質が落ちていると言われがちw
こちらの鰆は神経締めされているので、血のりの赤みがめちゃんこ綺麗😍
サッと漬けにされてた姿に
よだれ5リットル🤤
漬けサワラ
しっとりと柔らかな身に合わせてるのは柚子胡椒、こりゃ間違いない一品!
続いては三日間寝かせた佐賀の小肌。
食よこいさんでは青魚が出ることは珍しいらしく、みなさん口を揃えて小肌は初めてだと。
小肌
2枚付けの小肌は見た目ではわからないほど肉厚、酢よりもしっかりと塩が効いているにも関わらずジューシーで
最\( ˆoˆ )/高
さりげなく青柚子の青みが渋い!
下足の一夜干し
ここで横井さんから、さっきの墨烏賊のゲソを一夜干しにして賄いに取っていたけど食べますか?
そんなの聞かれたら申し訳ないけど、二つ返事で食べますと即答。一夜干しはしっかりと火入れすることで、より美味しさが濃縮されて熱燗も
ぶちススム君!
本気のカニマヨ
ここでなんとカニマヨが出てきましたが、本気のカニマヨですと横井さんw
なんとカニマヨのためにマヨネーズまで自家製で作られており、カニの風味を殺さないマヨ感が
美味でございます🙇♂️
ちょっとマンネリとしてくる後半戦にカニマヨ、これ遊び心もあって
見事な伏兵やん😍
トラフグの白子
美味しそうなものを焼いているなぁと思ったら、なんと遠州のトラフグの白子🤩
こちらは手渡しなんですが
激アツ要注意🔥
手で持っていてもめちゃんこ熱いのですが、熱々を食べちゃって下さいとのこと。口の中を火傷する覚悟でハフハフすると
けしからん
旨さ!
こんなに熱いにも関わらず、しっかりと美味しさが口の中でビッグバン!
こちらは鯵のタタキかなぁと思っていたら全然違いましたwww
トロたく
はい、こちらはトロたくのおはぎでした(笑) ポリポリした食感で、トミーの深蒸し茶が良く合うだろうなぁ。
食よこいのお皿
ちなみによこいさんで使われている器ですが、すべて父親の作品で随所に「HAPPY」の文字が入っています。
いつもは無料のガリを食べまくるもぺですが、よこいさんの握りには抑揚があり最後まで食べるのを忘れてました💦 ガリなしでここまで食べさせるメニューの構成、この時に気がついてビックリしましたよ。
ちなみによこいさんのガリは、強めの酸味と同じく強めの甘味がぶつかり合うフレッシュでパンチの効いた仕上がり。もぺだと油断するとむせますw
あら汁
お椀は本日登場した魚を使ったあら汁。
最初に海老の風味が来ますが、その後に続く甘さ余韻がどっしりと強くて
うまぁ🤩
この日いただいた全ての魚に感謝の念を抱かせる一品🙏
いなり寿司
最後の締めは穴子でも細巻でも玉でもなくてお稲荷さん。
以前は地物の黒糖を使った玉を出されていたそうですが、まだ黒糖のポテンシャルを引き出せていないと検討中とのこと。次回来た時の楽しみが出来ました👍
りんごのシャーベット
スイーツにはリンゴのシャーベット。
なんと出来上がるまでに24回もかき混ぜる手の混みよう。あ、コレは優しく仕上がっているので、一気に食べても頭がキーンってならない気がします!
なんとここに、キンキンに冷やした山崎をかけての味変が最高😍
最後にHAPPYの湯呑みでトミーの深蒸し茶をいただいてご馳走様でした🙏
食よこいの情報
久々に掛川まで繰り出しましたが、食よこいさんは食べる目的で掛川まで行きたくなるお店。
お鮨に対する姿勢が素晴らしいだけでなく、お店の雰囲気をとても大切にされており、今回一人で伺ったもぺも周りの常連さんと楽しく過ごすことが出来ました。食材もそうですが、人との出会いも一期一会なので、地方のお店が目指すべき一つの理想形だなぁと思いました。
心まで満腹になって駅に向かって歩いていると、道端にある落ち葉もハートに見えてきました(笑)
もぺ的には星
★★★★★★★★★
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