【お料理 加瀬 湯河原】料理旅館 石葉で活躍していた料理長が独立オープン!

熱海の隣駅で首都圏からのアクセスも良い温泉町の湯河原。実は美味しいお店が多く、静かな街は大人の旅行にピッタリ。そんな湯河原の有名料理旅館より、和食のお料理店が独立して誕生。

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こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。

毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨

もぺもぐの開発が進んでいないけど、もぺが注目している美味しいお店がある街といえば湯河原。三島からは近からず遠からずの距離感ですが、どうも静岡県民が行く機会が少ない街。熱海までは静岡県ですが、湯河原からは神奈川県になるからかなぁ🙄

最近、熱海は若者に絶大な人気の観光地となっているのですが、隣駅の湯河原は若者も少なく大人の温泉街という雰囲気♨️ 実はこの湯河原で、美味しそうな和食店がオープンするという情報をキャッチ!

そのお店こそ、今回伺わせて頂いた「お料理 加瀬」さん。なんともぺでも知っている湯河原の名料理旅館の石葉さんより独立して、ありがたいことに湯河原の地で和食のお店をオープン🎊

加瀬さんは席数が六席のカウンターのみのお店だったので、久々に貸し切り会を予約させて頂いてからの美味しいお料理ダッシュ💨

加瀬の外観

お料理加瀬さんの店舗がある場所は湯河原駅より徒歩5〜10分の住宅地。湯河原は駅から少し離れるだけで閑静な住宅地となっており、落ち着きのある大人の街的な雰囲気。

2022年にオープンということで、まだまだ新しさが残るお店。一方、お店構えだけでも、ここには美味しそうな食べ物がありそうな雰囲気満点💯

加瀬の店内

こちらがお料理加瀬さんの店内。見事なカウンター席を6人でゆとりを持って使用できる贅沢な空間✨

ちなみに店主の加瀬 康之さんは京都で料理の基礎を学ばれたのちに、湯河原の有名料理旅館「石葉」で料理長を務めて、同じ湯河原の地でこのお料理 加瀬をオープン🙌 どんどん東京に出ていく料理人が多いのですが、湯河原に残って下さってもぺも本当に嬉しいです!

ちなみに加瀬さんはこれまでの経歴で、ミシュラン2つ星を取られたこともある折り紙付きの料理人✨

天井は低すぎず高過ぎない絶妙な設定なので、日本人なら心地良く感じる空間となっています。

今回はどのようなお料理が出るのかまったく調べていなかったので、

ワクワクドキドキ😍

ちなみにお料理加瀬さんのメニューは懐石コース(13,200円税込)の一本勝負となっています! またランチ営業もされていて、こちらの懐石コース(6,600円税込)も夜と同様に完全予約制なのでご注意下さい🙇‍♂️

懐石コース

今回は参加者に緊急トラブルが発生したので、全員での乾杯は後ほどにして懐石コースがスターティン😍

いきなり先付けが大好きな香箱で

気分爆上げ🌋

香箱ガニ(セコ蟹)

香箱ガニはせこ蟹とも呼ばれることのある松葉ガニの雌。小ぶりなサイズですが、雌なので外子と内子の両方を味わうことが出来ます。また価格もご立派な雄ほどではないため、この季節になると多くのお店が取り扱う大人気の品。

こちらは丹後半島の間人で浜茹でされた香箱さん蟹

この日の香箱は一人あたり半匹😍

内子、外子の間に、ミルフィーユ状にカニ身を挟み込み、上には酸味のあるジュレを乗せて。美しい断面を眺めながらいただく香箱は

けしからん
旨さ!

松葉ガニ雄の身をワイルドに食べるのもちろん美味しいのですが、やっぱり内子と外子と一緒に食べるカニ身が最高っす🤩

続いて八寸の盛り付けを開始。盛り付ける前の小鉢すら綺麗に盛り付けられており、加瀬さんの仕事の細やかさに感激🙌

ちなみに盛り付けに使用されている落ち葉は、加瀬さんが自ら色を確認して集められているそうな。

こちらの寿司は提供前に焼き目を入れて最後の仕上げ🔥 事前に作り置きも可能ですが、お客の前で仕上げてくれるのが素敵ですよね。

丁寧に盛り付けされてから、いよいよ八寸の登場ですよ🙌

秋の八寸

秋らしい彩りに統一された八寸、コンパクトにまとめられて

もぺのタイプ😍

煌びやかな八寸が目を引きますが、これは本当に秋らしくて加瀬さんのセンスが為せる技👏

  • おかひじきと利休麩の胡麻和え
  • 昆布締めしたカマスのお寿司
  • 赤いのはこんにゃくの含め煮
  • 車海老
  • さつまいもはクチナシで色付けして甘煮
  • 鯛の唐揚げにカラスミを添えて
  • はじかみ生姜
  • 慈姑(クワイ)の煎餅

お料理はどれもひと手間加えられており、一口でなくなっていくのが切ないお味。

小鉢に入っているのはおかひじきの胡麻和え。家では決して出てこない食材のおかひじき(笑)、シャキシャキの食感が心地良く、噛み締めるごとに胡麻も香ばしくて

うまぁ🤩

水っぽいカマスは昆布締めにされてるので旨味が濃縮、カマスとは思えないほどサシの入った断面は見るだけで美味しい一品に。

お椀

懐石で楽しみな一品といえばお椀😍 何が登場するんでしょうかね!

なんとなんと鰤大根風に仕上げた「蕪と鰤のお椀」が登場。

冬を見立てたお椀になっており、添えられた柚子が冬の太陽の暖かさを表現されているように感じるのはもぺだけでしょうか?

脂ののった寒鰤を崩しながらいただくと、あっさりした蕪の吸い地がこってりと味変して

👍👍👍

大根とは異なり、ちょっとクセのある蕪ならではの良さが引き立てられてます😍

お刺身

お刺身には辛子醤油(左)と土佐醤油(右)

土佐醤油とは醤油に鰹節の旨味と味醂の甘みをプラスしたお醤油

一品目は定番のカツオのたたき。

戻り鰹シーズンですが伊東産のカツオは脂のサシが控えめ、逆に鮮度の良さが光り赤身が辛子醤油と相性抜群✨

白身は最近見かける機会がどんどん増えている石垣鯛。温暖化が進んで海水温が上昇している為なのかなぁ🙄、そうであればちょっと悲しい。

石垣鯛の特徴と言えば、真鯛にはないシャキッとした食感の良さ。白身とは思えないシャッキリした抜群の食感にも関わらず、しっとりと旨味が身に回っており

口内幸福😍

土佐醤油の甘みが白身をよりいっそう引き立ててくれますな。

次の一品はどうやら鰆(サワラ)の様子😍 手前にあるワサビも巨大でご立派な品、きっと取引先があると思うので産地を聞けば良かったなぁ。

鰆は炭火で炎を上げながら焼き🔥

脂の強い魚を炭火で焼くと、このように真っ黒な仕上がりになります(笑)

焼き物

先ほどの寒鰆と椎茸は幽庵焼きにて。

幽庵地とは濃口醤油に酒と味醂を加えて、さらに柑橘類を入れてクセをとるつけ焼用の地。和食の定番かつ簡単なので、自宅でも覚えておくと便利です。

さすが寒鰆、こちらにもバッチリと脂のサシが入っており、見た目通りのふんわりと優しい身質が

3150😍

この鰆の布団で寝てみたい(笑)

鰆を堪能していると、加瀬さんがアレをおろし始めたじゃないですか!これには

よだれ5リットル🤤

フカフカにおろされてるので、みるみると黄色い山が成長していきますw

カラスミ蕎麦

はい、先ほどの黄色い怪しげな粉は自家製の唐墨(からすみ)、こちらはそれを使った唐墨蕎麦🤤

もちろん使っている蕎麦は加瀬さんの自家製手打ち蕎麦。お料理のスタート時間から逆算して打たれているこだわり様。

たっぷりと唐墨が絡んでくるので、すすらずに唐墨と一緒に口に入れると

なんじゃこの美味さ!

口の中いっぱいに広がる唐墨の甘みと程よいねっとり感にしばらく

悶絶必至🔥

ここで初めて唐墨蕎麦の美味しさに目覚めました😍 時々イタリアンでカラスミのパスタに出逢いますが、あれとは次元の異なる美味しさ! その秘密は唐墨の出来の良さだけでなく、おろされたカラスミの質感が大きいかな。こちらはふんわりとしながらも荒削り、一方でパスタに使うカラスミって粉状ですよね。両者の違いは食べると一目瞭然だわ!

蕎麦を食べた後は、とろみのある蕎麦湯にして完食😍 この唐墨蕎麦でわんこ蕎麦を食べてみたい(笑)

お次は湯河原の千歳川に自生しているクレソンと富士の鶏。

あ、こちらは加瀬さんがお鍋に仕立ててくれる様子🙌

同行者をさりげなく隠し撮り📸 もぺは写真を撮っている人を隠し撮りするのが好きなので、同行される方はご注意下さい(笑)

鶏鍋

わ、鍋の中には大根が隠されていたんですね😍

綺麗に面取りされた丸大根は味がしみしみ、これが嫌いな日本人はいないと言い切れるお味は

Perfection !

ちょっとビックリだったのが鶏肉の美味しいこと😍 最近は低温調理されたジューシーな鶏肉を食べる機会が増えましたが、こちらの鶏肉は低温調理を上回るほどしっとりとジューシーで

これが大当たり🎯

うあわぁ、やっぱり低温調理では調理時間がかかり過ぎるので、この美味しさを引き出すことは出来ないんだろうな🙄 和食の料理人の凄さを垣間見た気がします。

大中寺いも

加瀬さんの頭ほどもあるお芋、これ初めての出会いですが沼津名産の大中寺いもらしいです! こんな伝統野菜が沼津にあったなんて、まさに青天の霹靂。

揚げ物

大中寺いものおかき揚げ。お芋はとぎ汁で下茹で程度であり、余分な味付けはないのでシンプルな味わい。

いよいよ本日の締めは、ご立派な釜で炊き上がったご飯。

もぺの大好きな山芋の醤油漬けを発見🤩

五目ごはん

ご飯は嬉しいことに五目ご飯🙌

もちろんただの五目ではなく、猪のお肉を使った五目ご飯になってるので、お米全体にほのかに猪の脂が回って

ぶち美味い!

赤出しは濃いめの味付け、具は大好物のなめこさん。

いやぁ、この猪ご飯が美味しすぎて

ぶちススム君!

本日のデザートは奈良県産の江戸柿。これが柿とは思えないほど透明感があって美しさに

一目惚れ💎

と、その前に五目ご飯を三回目のおかわり(笑)

江戸柿

透明感のある柿の身がジューシーで凄いことになってる🤩 こんなに均一で見事に完熟した柿があるなんて

本気でびっくりしたわ!

もちろんお味の方も一級品です🙇‍♂️

加瀬の情報

最後は加瀬さんご夫妻にお見送りして頂きごちそうさまでした🙏

店内はご夫妻の優しさが溢れる雰囲気ながら、料理はビシッと仕事が施された手の込んだ品の数々。お料理だけでなく、お二人の笑顔に終始癒されること間違いなし。

今回は三島近郊の食べ友さんと伺ったので、もぺも含めてみんなで写真を撮りまくって加瀬さんもビックリしてました(笑)

もぺ的には星
★★★★★★★★☆

関連ランキング:懐石・会席料理 | 湯河原駅

 

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