【日本料理FUJI 静岡市葵区】カウンター席で頂く五感を刺激する絶品料理の数々!

静岡で和食の名店に仲間入りする程の実力店が日本料理FUJI。その実力はミシュランと並ぶほどの影響力を持つゴ・エ・ミヨにて選出されたことで証明済みです。

都内グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。

毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨

静岡市で和食系の有名なお店TOP3と言えば、うなぎの瞬天ぷらの成生日本料理FUJIが不動の地位を占めてますよね。

特に瞬さんと成生さんは全く予約が取れない超予約困難店で、実際にもぺも予約したいと思っていますが箸にも棒にも引っ掛からず諦めてます😭

そんな三店舗の中で日本料理FUJIさんに伺う機会を幸運にも頂く事が出来たので、FUJIさんに二つ返事で伺って来ました。

最初に言ってしまうと、日本料理FUJIさんも素晴らしいお料理の数々で

悶絶必至🔥

大将の藤岡 雅貴さんは30歳を越えたばかりと言うことで、今後どこまで進化されるのか末恐ろしいレベル。静岡県民だけでなくとも、早く伺っておくことをおススメ致します🙋‍♂️

お店の外観

店舗があるのは伝馬公園の東側、飲食店が少なくちょっとひっそりとした感じ。

ズンズン進むと日本料理FUJIさんは控えめにライトアップされていました。あまりにさりげなくて通り過ぎそうになりましたよ💦

予約方法

お電話により予約可能です。

メニュー

FUJIさんは嬉しいことに昼と夜営業されています。

いきなり夜はと言う方もランチ営業があると気軽に伺う事ができるのではないでしょうか?

昼 8,000円 or おまかせコース
夜 10,000円 or おまかせコース

いずれも税抜き

定額のコースもありますが、日本料理FUJIさんを満喫したいならばおまかせコースがおススメ。

と言うのも、おまかせは値段が決まっていませんが、当日の仕入れにより献立が組み立てられるため一期一会の素晴らしい食材との出会いもあると思います。大まかな値段としては15,000円程度を見ておけば良いと思います。

ちなみにもぺが伺った際には、カウンター席の7名全員がおまかせコースを選択していましたよ。

駐車場

場所柄、残念ながら駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用くださいませ🙇‍♂️

店内の雰囲気

必ず開始5分前には着席するように指令を受けていたので、15分早く着いてしまったもぺが入店第一号。すかさず写真撮影の許可を頂いて、店内の様子からバッチリパシャリ📸

店内に入ると凛とした雰囲気ながらも、柔らかいライトアップにより居心地の良いカウンター席となってますね。

ちなみに奥に個室も完備されています。

カウンター席はもちろんいつものように大好物の

アリーナ席ゲッツ❗️

お手拭きには店名が入っており、自然な香りなのも👍

おまかせ

この日のスタートはルービーで乾杯の儀🍻

近頃はちょっと良い感じのお店だとビールグラスがどんどん小さくなっているように感じませんか? FUJIさんでは、なんとマスターズドリームが800円と安い、さらにグラスサイズがご立派でびっくり。

本気でびっくりしたわ!

きっと大将の藤岡さんもビールが好きなんでしょう(笑)

鰆の蕪蒸し

先付けは鰆の蕪蒸し

お弟子さんがスリスリしていた本山葵はこのためでしたか!

お皿が出て来るなり、カウンターは出汁の良い香りに包まれていただく前から既に

よだれ5リットル🤤

これまで食べていた蕪蒸しは何だったんだろうと思うほどに、こちらはフワフワでスムース😍 鰆もかぶらもお互いが主張することなく、とろみのある出汁と相まってまさに三位一体!

赤座えび

続いて登場したのは駿河湾が誇る赤座海老🦞

これ、鮨店で見かける赤座えびを上回るサイズ、しかも発色が素晴らしくご立派✨

海老が静かにしているのは、お皿に盛り付ける直前に急所を付いて締めているためです。

目の前で捌き始めて、どのように調理されるのか

ワクワクドキドキ😍

味噌は丁寧に取り除かれていたなので、何かソースに使われるんでしょうね🤤

裁かれた赤座えびはカウンター奥にある炭火の上へ整列。

普通に炭火が常設してあるなんて、やはり藤岡大将は只者じゃないな。

料理の盛り付けはこんな感じ、すべてカウンターから丸見えです。

目の前でこれを見せられると、GREEDYなもぺは同行者との話に集中できずにガン見状態(笑)

海老の赤色が映える白い皿、さらに緑はサックリと油通しのプチベール、えびの味噌は美しい黄色と自然な色彩も豊か🤩

見た目だけでなく海老の芳ばしい香りも見事に引き出されているじゃないですか!

赤座えびは炭火焼きと思いきや、見事なレア状態なのでプリッとねっとりの二つの食感が同居して

口内幸福😍

甘海老とは違い、スッキリとした甘みが特徴です!

サクサクのプチベールは海苔を見立てられていますが、海苔ほど風味が強くないので海老の繊細なお味とみそソースと

\( ˆoˆ )/

殻に付いた身は削げとるよう食べて下さいとの事でしたが、殻も見事にパリパリに焼かれており思わず硬い先端以外全部食べちゃいました(笑)

蛤とわかめの飯蒸し

次の一品は、これまた鮨屋レベルの大振りのぷっくりとした蛤の様子😍

登場した蛤とわかめの飯蒸しには蕗の薹(ふきのとう)の葉っぱを添えて💁‍♂️

葉っぱ癖があるのかなぁと思いましたが、素朴な香りにほんのりとした穏やかな苦味。シャクシャクで食感が良くジューシーな蛤と噛み締めるほどに

うまぁ🤩

強烈な美味しさではなく、じんわりと優しいさすがの仕上がり。

一番出汁

蛤の美味しさに酔いしれていると、藤岡大将がおもむろに鰹節の準備を開始。

いやぁ、鰹節を削るところをこんな間近で見るなんて何十年ぶりでしょうか?

この日の鰹節は焼津の本枯れ節(ピンク色)とマグロ節(薄く白色)。見事な薄さなので、見ている間にも湿気でボリュームダウンして行くのがわかります💦

なんと出汁引きもカウンターで行ってくれちゃいます😍

最初に投入されたのはマグロ節、続いて本枯れ節を投入すると、店内に出汁の良い香りが充満してお客さんもしばし香りに酔いしれて沈黙(笑)

あっという間に出来上がった一番出汁は見事な黄金色😍

もぺ家では娘が小さい時には出汁を取っていましたが、ここ数年は出汁を取った記憶すらありません😵

最近は便利な濃縮出汁に頼りっきりですが、たまには家で料理する時に出汁を取らなきゃね。

一切の手を加えていない一番出汁がこちら✨

主張しない穏やかな香り、味わいも薄からず濃いからずで想像したよりも塩味が薄めなんですね。シンプルだけど奥深い旨味とほのかな甘みに

悶絶必至🔥

新筍と糸撚魚(イトヨリ)のお椀

一番出汁を使ったお椀が登場🙌

お椀には会席らしくしっかりと霧吹きされています。

お椀に霧吹きするのは茶懐石に由来して、いくつかの説があるようです。
①誰も触っておらず、あなたの料理ですよ
②料理が入っており、開けずに運んでください
③こちらが正面であることを知らせる
④涼味を添えるため

料理人の料理とお客に対する思いやりを感じる行為ですよね😊

お椀の蓋を開けると、まずは木の芽の鮮烈な香り、続いて出汁の優しい香りが重なって来ます😍

イトヨリの皮目が素晴らしい発色🤩

食べてみるとこれまたびっくりするほど

けしからん
旨さ!

実はイトヨリって水っぽい魚であまり美味しくない魚だと思ってました。しかし、このイトヨリのプリプリ感に一番出汁が合わさると

悶絶必至🔥

なんとこちらのイトヨリは漁師さんが船上で活け締めにされた一級品、そんな凄いイトヨリと出会う日が来るなんて感謝😊

お造り

普段は本鮪って熟成させるために購入した当日に使用することはありません。ですが、こちらの本マグロは幸運にもこの日の朝に焼津に揚げった小さめの魚体で緊急当番。

まさに食材との出会いは一期一会。

ある有名鮨店の大将が、良い食材との出会いって食運って言っていたのを思い出しました😍

白身は石鯛、シャクシャクの心地良い食感と共に脂がしっとりと回る熟成感が

\( ˆoˆ )/

当日登板した本マグロトロ太郎さんはもちろん

👍👍👍

でも、やっぱり熟成されたマグロが好きです(笑)

白甘鯛の松笠焼き

焼き上がった魚を見てびっくり😍

本日のメインディッシュは松笠焼きなのですが、なんとこの皮目は通称シラカワさまの白甘鯛で

本気でびっくりしたわ!

甘鯛には、赤甘鯛、白甘鯛、黄甘鯛の3種類があるのですが、白甘鯛が最も美味しいと珍重される高級魚。

ちょっと、こちらを見てくださいよ!

あまりの身質の良さにプリップリッに身が反り返っちゃってますよ😍

しかも登場した姿にまたまたびっくり。

なんと白甘鯛さんが自らの出汁をまとっているじゃないですか🔥

ちょうど良い一口大をいただいてみると

ぶち美味い!

いや、これは

けしからん
旨さ!

ほのかに炭が香る鱗は想像以上に軽くてサクサク、それなのに身は火が入り過ぎることのない絶妙なフワプル。そこに合わせているシラカワの出汁にクセがあるのが

もぺのタイプ😍

これはまさにサスエ前田魚店があってこその、品質と魚体のサイズ感。これより大きな白甘鯛では鱗が重くなるし、小さい魚体だと身が弱くて物足りないんだろうなぁ。

結局なにが伝えたいかと言えば

Perfection !

茹でほうれん草

ほうれん草の茎の部分、以上。

なんてことはなくて、高地栽培しているためにめちゃんこ甘みが強い!

ほうれん草の胡麻和え

なんとなんとおもむろに胡麻を炙り出すじゃないですか!

店内がまたしても良い香りに包まれ始めます。ここでふと感じたのは、香りの出る食材の順番が匂いが濃くなる方向に考えられている気がします。

うはぁ😍

ひたすら香ばしい胡麻に、先ほどのほうれん草のを合わせると、まさにこれこそ贅沢な逸品✨

鮟肝

うはぁ、また随分と綺麗でご立派なあん肝が!

輸入物は脂が乗り過ぎていてアクが強く、オレンジ色がキツくて口の中が突っ張るんですよ💦

これは一目で絶品でしょう🤩

あん肝とブロッコリーは写ってますが、この中で一番美味しかった藤枝の山間部で栽培されている玉取茸(たまどりだけ)が撮れてなかった😭

玉取茸はいわゆる椎茸ですが、肉厚でジューシーなのに椎茸とは不思議と味わいが異なり

やたらうまい🤤

あ、油通しされたブロッコリーもあん肝と相性が良いけど、やっぱりもぺ的には玉取茸が一番美味しかったなぁ(笑)

揚げジャガイモ

突然登場したレッドムーン(ジャガイモ)はザクザクと心地良い音を立てて半分にカット。

この音は油で揚げたんだろうなぁと大将に聞いてみたら、なんと薄衣を付けて30分も低温調理されたそうな。

うひゃぁ、レッドムーンがカラスミをまとっての登場😍

このカラスミがまるでチーズのような想像以上の香り。ねっとりと熟成感が凄くてレッドムーンと

最強のコンビ🤝

鰹節ごはん

ご飯を見て嬉しいような悲しいような複雑な気分。

いよいよ本日の宴も終演間近。

最初のご飯はおかかご飯🍚

シンプルでまさにピュアなお味。

最近のお米って旨味や甘みを求めるのはわかり易いですが、対極を進むシンプルなのに存在感があるお米がもぺのお好み😍

鰯の煮付けごはん

二杯目のご飯はなんとご立派な鰯の煮付けご飯。

上品に甘辛く煮付けられた鰯に、完璧な白髪葱が脇を固めることで家庭レベルを越える一杯が

うまぁ🤩

鰤の漬けごはん

なんと嬉しいことに三杯目のご飯が鰤の漬けご飯だってさ✨

こちらもこの日に揚がった鰤らしいので、否が応でも食感に期待が膨らむなぁ😍

本当に軽く漬けにしてから ON THE RICE 🍚

脂は見た目ほどではありませんが、パツパツの見質は本日活け締めの証で

うまぁ🤩

普段もぺは魚を食べる時にどうしても酢飯を中心に考えてしまいますが、普通に白米と合わすなら熟成よりも鮮度重視の魚が良いのかもと思わせる一品。

伊豆シャモのラーメン

本当に最後の大トリを務めるのは、思っても見なかったラーメン🍜

伊豆シャモのスープは塩分控えめで丸みのある穏やかな味わい、胡麻が香ばしさをアップ、ひょっとしたらほんのわずかに柚子入ってますか?

しかも使用している麺はラーメンABE’sの特製麺だなんて反則やろ😍

お腹の中に残っていたわずかなデッドスペースを、ツルッと見事に満たしてくれて

夢のような一杯やん!

甘味

甘味は可愛らしい器にネーブルのパンナコッタでフィニッシュ🙇‍♂️

お店の情報

日本料理FUJIさん、もぺの期待を遥かに上回る素晴らしい食事でした🤩

よく考えてみたら、自分より若い年代の職人さんによる和食ってしばらく食べていなかった気がします。

これまでは自分よりも年配の大将のお店に行くことが多かったですが、時代も変わっているので自分より若い大将のお店に行きたいなぁと新たな発見に感謝🙇‍♂️

なんとサスエ前田魚店の魚を使った駿河キュイジーヌのお店として、馳走西健一がオープンしてこちらも大人気!

静岡市に来たなら、是非とも食べていただきたいオススメのグルメをまとめてみました。他のサイトにはない、もぺ完全セレクトの個性的なお店が目白押しですよ👍

もぺ的には星
★★★★★★★★★

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