銀座が誇る老舗洋食店と言えば創業1895年の煉瓦亭さん。カツレツ、オムライス、カキフライ、エビフライ、ハヤシライスなど数々の元祖メニューを生み出しただけでなく、皿ライスや千切りキャベツの発祥としても有名店。洋食ファンなら一度は伺いたい名店。
都内グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。
毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨
2023年の一発目の元祖もしくは発祥のお店は、銀座のみならず日本の洋食の歴史を作ったお店と言っても過言ではない「煉瓦亭」さん。君が知っているアレやコレもソレ、洋食の数々のメニューやスタイルを生み出した洋食界を代表するレジェンド店🙌
元々は銀座スイスさんの目の前にあり、カツレツ発祥のお店としてたどり着いたのですが、こんなにも多くの発祥メニュー(しかも全部がメジャー料理)があるなんて
本気でびっくりしたわ!
ただね、お店の見かけに元気がなさそうだったので後回しにしていたのですが、入店してみるとびっくりするほど繁盛してました(笑)お店の見かけで判断してしまっていて反省💦
こちらの数々の元祖メニューを全制覇しないと行けないので、もっと早く来たかったのですが、遅ればせながら元祖洋食メニューを求めて煉瓦亭ダッシュ💨
目次
煉瓦亭の外観
煉瓦亭さんがあるのは銀座三丁目の銀座ガス灯通り、周辺には既にアップ済みの銀座スイスさんやカラシビラーメンの蝋燭屋さんがある美味しい地区😍 比較的小さなお店が多いこともあり、通りが賑やかで楽しい。
どこかレトロな黄色の看板には「創業明治二十八年 洋食 煉瓦亭」と記載。
夜になると見事にライトアップされていて良い感じ👏 お昼に見た時は相当に地味な感じで、タイミングも悪かったため誰も入店することもなく、ちょっと古めな喫茶店に見えたのでパスしてました。
こんなに素敵なお店だったなんて、もっと早く来ないとダメやないかい俺(笑)
入り口は入り易いようにドアがオープンしちゃってます。
お店の窓ガラスには「おかげさまで125周年。」と、さりげなく歴史があることをアピール。
なんとここに書かれている、元祖ポークカツレツ、かきフライ、エビフライ、元祖ハヤシライス、明治誕生オムライス、カツサンドウイッチのすべてが、ここ煉瓦亭さんが元祖かつ発祥になるメニュー。コレだけのメニューを生み出すなんて紛れもなく洋食界のドン的なお店でしょ🙋♂️
この発祥メニューの中で、特にハヤシライスについては日本橋丸善、煉瓦亭、上野精養軒などが元祖や発祥を主張しているので、そんなお店を食べ歩いてまとめ記事にしてみたいな。
煉瓦亭の雰囲気
店頭にはカキフライとカキバタ焼が始まっているお知らせ。あ、牡蠣は冬だけの期間限定メニューみたいなので早いところ食べておかねば🤤
扉を潜ると一階にはレジがあり、人数を確認すると二階へどうぞとのお言葉。そのまま、目の前にある階段を登っていきましょう。
二階に上がってみると、ちょっと暗めの照明でそこはまさに洋食屋さんという雰囲気。スタッフの制服がかっちりと決まっており、もぺの席の反対側は半分の席が埋まっていて賑わいも上々。
卓上調味料は洋食店らしくカラシとウスターソース、この組み合わせはなかなか珍しいな。
注文を終えると、メニューに応じて店員さんがカトラリーをセッティング。見た目ではわかりにくいですが、カトラリーがずっしりと重みのあるシルバー。この辺りはさすが老舗洋食店、良いものを使ってるなぁ👍
煉瓦亭のメニュー
煉瓦亭さんのメニューを見てちょっとビックリ。う〜ん、ほとんどのメニューが4桁になってるやん💦 銀座のこの立地かつ老舗とは言え、かなり強気の価格設定だわ。しかもポストコロナの影響も受けたようで、値上げが進んでしたのでメニューを更新しました😭
うかつにサラダも頼めない🥗
オススメらしきメニューの左側には赤く★印が付いてますね。 この中から元祖メニューを順番に食べていこうと思いますが、メインとご飯ものを注文したら4000円オーバーしちゃうやん! かきフライもいずれ食べますが3500円はなかなか勇気のいるお値段。
元祖ポークカツレツ
こちらの元祖ポークカツレツはカットなしの一枚肉姿で登場!
煉瓦亭さんはカツレツの元祖で発祥店とされていますが、トンカツの発祥店は上野にある「ぽん多」さん。実は既に写真も撮って食べていますが、まだアップ出来てません💦
と言うわけで、薄いカツをイメージしていたのですが、煉瓦亭さんのカツレツはどう見てもトンカツやんかい(笑)
ナイフでカットしてみると、やはり肉にはしっかりと厚みがあり、衣も揚げ焼きではなくてしっかり上がっている様子。やっぱりこれトンカツです(笑)
まずカツレツをカットしてびっくりしたのが、脂身がまったくないこと! めちゃんこ綺麗に肉を磨かれていて、すべての脂身を落とされているとはこの価格にも納得🤩
うっすらとピンク色が残る絶妙な火入れなので、肉汁が滴るほどにジューシーで
肉汁スプラッシュ!
もちろん豚ロースだと思いますが、柔らかくて
うまぁ🤩
次は卓上にあったソースを使用! もぺもぐ読者の君ならば、ソースは衣ではなくて肉の面につけていることは周知の事実ですよね?
こちらのウスターソースはシャビシャビ、思ったより濃くないけどスパイシーな味わいが香ばしい衣と
最強のコンビ🤝
厚めの衣が優しくてうまぁ😍
カツレツ三段活用の最後にはソース+カラシにて。うんうん、このカラシは酸味がキツくないし辛味も穏やかなので、コレくらいにたっぷりがオススメ🙋♂️
これまた衣とカラシも相性が抜群で
👍👍👍
豚ロースの脂身を綺麗に落とされているので豚肉自体はスッキリ、そのためしっかり厚めの衣だけど持たれ知らずの仕上がりはさすが老舗の技👏
明治誕生オムライス
ご飯ものには明治誕生オムライスを発注。オムライス以上でもオムライス以下でもない、これぞ王道オムライスの出立ち。
玉子は比較的厚焼なために、中の様子はほとんどわかりません。玉子はスベスベで頬ずりしたくなるスムースな仕上がり😍
まずは中のライスから味見してみると、あれれ、見た目ほどにケチャップ感はなくて、むしろバターライスのような味わい。
玉子はご覧のように内側が見事なまでにトロトロに仕上がっており
もぺのタイプ😍
ケチャップなしで食べると、ふんわりと優しい味わい。
オムライスの断面をみると、見事に玉子を半熟に仕上げて包んでくれてるのが一目瞭然で、仕上がりは
Perfection !
いよいよケチャップも投入して食べると
ぶち美味い!
ケチャップは濃いめでしっかりコクがあり、甘味と酸味のバランスがオムライスにピッタリで
やたらうまい🤤
ケチャップは少し多めだったので、最後のカツレツにも使用するのはアリでした🙋♂️
オムライスの具は玉ねぎに挽肉とマッシュルームかな? ベーコンだと個性が強過ぎるし、ハムだと個性がなさ過ぎる。この挽肉は
見事な伏兵やん😍
このオムライスもちょっと高いと思っていたけど、しっかりとボリュームもあって納得価格👌
ちなみにカツレツのサイドを固める千切りキャベツの山、実はこのシステムも煉瓦亭さんが発祥なんです🙋♂️ 昔は温野菜だったらしいのですが、戦時中にコックが減ったことと、キャベツが思いのほかソースと相性が良くて変わったそうな。
今ではいろんなところで千切りキャベツ見かけますが、ここ煉瓦亭さんが発祥と思うと感慨深いなぁ。
かきフライ(冬季限定)
煉瓦亭さんのかきフライは3500円、これ一般的にはかなり勇気のいる値段だと思います。しかし、実際に煉瓦亭さんの元祖かつ巨大なかきフライを見たらある程度納得😍
10センチを越えるサイズのかきフライが、なんと五個とボリューム満点です!
サイドから盛り付けの高さを確認してくださいませ。
かきフライもやっぱり、衣が立ち上がるほどに見事な揚げ具合は煉瓦亭さんの真骨頂✨
同じく銀座のかきフライの名店と呼ばれる三州屋さん(下記)は、しっかりと空気が抜けた感じですが、煉瓦亭さんのかきフライは正反対で空気をタップリと含んでフワッとしてます🙋♂️
まずは味付けなしで食感を楽しんでみると、フワフワでサクサクの見事なフワサクが
👍👍👍
下味はほぼ付けられていないので、レモンを垂らすとスッキリと
もぺのタイプ😍
お楽しみのタルタルソースは、完全に煉瓦亭さんオリジナルのシンプルな構成。たまご感はかなりしっかりとしていますが、酸味と甘味は穏やかでピクルスも控えめですが
ぶち美味い!
タルタルソースはたまごがあれば良くって、余分な旨みは必要ないと感じることが出来た一品✨
途中でソースも味わいましたが、やっぱりレモン or タルタルソースが煉瓦亭さんのかきフライと一番相性が良いと思います🙋♂️
ライスオムレツ(元祖オムライス)
実は煉瓦亭さんには明治誕生オムライスだけでなく、オムライスの元祖とも呼ばれているライスオムレツがあるんです🙋♂️
メニューでは明治誕生オムライスとライスオムレツは、別々のジャンルに記載されているので見逃さないようにご注意ください!ちなみにライスオムレツを注文すると、味が薄いためなのか醤油も提供されました。
こちらが煉瓦亭さんが誇る元祖オムライスことライスオムレツ🔥
オムライスって普通は玉子で包んでありますが、元祖オムライスは玉子かけご飯を焼き固めたような食べ物。実はこの焼き方こそ元祖オムライスであり、賄いのご飯を作る際に手早く調理できることから生まれたそうな✨
と、その前にまずはベジファースト(笑)
フレンチドレッシングのようなちょっと酸味のある味わいが、キャベツの甘みを引き立てて
うまぁ🤩
最近は旨味が強いドレッシングが増えていますが、野菜の味わいがかすんじゃうのでシンプルなドレッシングが良いよね。
ではでは、主役の元祖オムライスに行ってみましょう!
一見すると表面はしっかりと焼き固めているように見えますが、スプーンを入れてみると
びっくりすることに中がトロトロやん! さっそく食べてみると、ふんわりと優しい食感がシンプルかつ素朴で
うまぁ🤩
具はひき肉にマッシュルーム、所々にいるグリーンピースはめちゃんこ
もぺのタイプ😍
なんか食べたことのある食べ物に似ているなぁと思ったら、おじやのようなホッとする味わいですわ🙋♂️
ポテトサラダは芋感がしっかりと残されており、マヨネーズは使われておらずマスタードを使っているのかな? イメージ的には粉吹き芋のような感じがシンプルで
👍👍👍
さりげなくニンジンがめちゃんこ甘いっす!
後半戦は醤油を垂らして味変。
元味は塩味も控えめだったので、醤油をたらすと味わいがシャープに変化。しかし、バターライスのような優しさには、ケチャップにない魅力がありますね。
元祖ハヤシライス
この日のターゲットは、いよいよお待たせしました元祖ハヤシライス。メニューに元祖とは言っていますが、ハヤシライスの元祖を謳っているお店は他にもあるので実際はどうなんだろう。全店制覇してから、違いをまとめ記事にしましょうかね。
そんなハヤシライスの注文を終えると、いつもながら手入れの行き届いたカトラリーがセッティングされます。
ちなみに煉瓦亭さんのハヤシライスは、このようにカレーポットに入れられて登場するオールドスタイル。このスタイルで出てくると、ちょっとテンションが上がるのはもぺだけではないはず(笑)
ハヤシの前に、まずは皿ライスから🙋♂️
洋食店でライスを頼むとこのスタイルが定番だと思いますが、このようにお皿にライスで提供するのは煉瓦亭さんが発祥✨ まさか皿ライスにまで発祥があるとは思いもよらなかった(笑)
ライスは少し硬めでしょうかね、これはハヤシライスやカレーにも良く合いそうな炊き上がり👍
肝心のハヤシルーは、見たことないほど濃くてツヤツヤの漆黒。ただ真っ黒なだけでなく、こんなにツヤツヤで黒光りしているハヤシライスは初めてです✨
うんうん、この出立ちを見たら、煉瓦亭さんが元祖ハヤシライスと言われても違和感のない風貌ですわ。
ハヤシをライスにかけてみると、ルーがやや多めの分量となっていて良い感じ😍 具にはたっぷりと玉葱が入っていますが、お肉はどこにいるかわからない程度だな。
それにしても、このハヤシライスは食べる前からコクのある香りがして
ワクワクドキドキ😍
さっそく食べてみると、今まで食べたことがないほどに濃厚で旨味が凄く
本気でびっくりしたわ!
これほどまでに濃いハヤシライスは食べたことなし🙋♂️ しかもこちら、ただ単純に濃いだけでなく、しっかりと酸味が同居していてバランスが取れてるじゃないですか! 焦げたような香ばしさは、まさに職人技って感じだな。
具に入っているたっぷりの玉葱。
普通は玉葱って煮込まれて甘さが引き出されていると思いますが、煉瓦亭さんの玉葱は煮込まれてなくてシャリシャリ食感。ルーがめちゃんこ濃いためか、この玉葱は味のアクセントに使われているのかな。
やっとこさ発見したお肉。小さくて良くわかりませんが(笑)、食べた感じでは豚肉のような気がしました。
煉瓦亭の情報
お昼の煉瓦亭さんはちょっと地味だったので入店を躊躇してましたが、入ってみるとそこは歴史ある洋食店✨ こんなにも元祖および発祥メニューがあるお店は他には無いんじゃないかなぁ🙄
ここはわざわざ銀座に来て、一度は味わっておきたい、そんな日本の名店だと思います! でもちょっとお値段は高いですね💦
ちなみに食べログさんによると席数は110席もあるらしく、外観からイメージしたよりも大箱店でした😅
銀座グルメやランチを食べたくなったらもぺにおまかせ。銀座ならではの老舗から有名店まで、銀座で食べるべきお店にフォーカスしてまとめています。
もぺ的には星
★★★★★★★★
もぺもぐにアップしているお店は、下記のもぺもぐマップ(Googleマップ)から位置情報で検索可能です。お店を選ぶとリンクが貼ってあるので、ポチッと押すと記事にGO💨
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薄切りの肉を揚げ焼きにしたものがカツレツ、一方でトンカツは厚い肉をたっぷりの油で揚げるものとされているようです。