鷹匠から少し歩いた先にカウンター中国料理の凄いお店がプレオープン。目の前で仕立てられて行くあり得ないほどの品々と奥様のサービスに大満足間違いなし。
都内グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。
毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨
まさか静岡市にこんな中国料理のお店が誕生するなんて😍
ここ最近、都内では和食に限らず色々なジャンルのお店がカウンターで楽しめるようになっています。シェフとお客さんの距離が近く、料理だけではなく調理工程から楽しむことが出来るのでもぺも大好きなスタイル。
もちろんカウンター中心となると席数もそれほど稼ぐことが出来ないので、お店の価格帯としては1万円前後からとなります。しかしながら当然ですが料理、食材共にこだわったメニューとなっており非常に満足度が高く人気のお店が多い印象。
そんなカウンタースタイルのお店が葵区にオープンしちゃったんです! しかもジャンルが中国料理と聞けば、すぐさま予約の連絡を取らせていただきました(笑)
この話を聞いたのはもぺの東京在住のインスタ友だち💦 まさか静岡県民ではなく都内の方ですよ。いやぁ、この方の美味しいものに対するアンテナの感度には驚かされます。
コロナワクチンとか色々あったので訪問まで時間がかかりましたが、無事にカウンター中国料理ダッシュ💨
目次
お店の外観
中国料理 村松さんがあるのは鷹匠から東に外れた、ちょっと静岡駅からは距離のある場所。お店自体は北街道沿いにあるのでわかりやすいです。
特に目立つような看板はありませんが、スタイリッシュな白い一軒家なので見つけ易かった👍
お店のそばまで行くと間違いなく中国料理の村松さん🇨🇳
中華料理と言うことが多いですが、中国料理と名乗っているお店に伺うのは実は初めてかも! ちょっと気になって調べてみたら、やっぱり使い分けが存在しているんですね。
「中華料理」とは日本人向けにアレンジされた中国風料理のこと。焼き餃子、天津飯、ラーメンとか日本発祥の食べ物。一方で「中国料理」とは中国で食べられている本場の料理を指します。
店内の雰囲気
お店に到着した際にはすでに先客がいらっしゃったので、こちらの写真は帰りに取らせて頂きました🙇♂️
カウンターに8席取ることが出来ますが、通常は6席にて営業されています。席数が少ないので、人気が出たら(すぐに出ると思います)席が取れなくなりそう💦
厨房の中心に位置するのは凄い大きさでご立派なまな板。
村松さんが師匠に丸太のまな板がかっこよくて羨ましいと話していたら、師匠が開店祝いとして持って来て下さったそうです。このまな板が存在することで、厨房がとてもかっこよく仕上がってるよなぁ😍
師匠、もぺも欲しいです(笑)
紹興酒はもちろん甕出し。
ちょうど5年もの古酒は前日に開けたらしくて、紹興酒も落ち着いて飲み頃になってますよと🤤
おしぼりとナプキンが黒、ちなみにシェフの衣装も黒でばっちり決まってます✨
おしぼりが登場した後に、シェフの村松さんより挨拶いただいて本日の宴はスターティン。
ちなみに村松さん15年間ほど大阪で修行されたのちに静岡に戻って来られました🙌 シェフと呼んでいるとどうもしっくり来ないらしく、弟子がいないので大将もおかしいしなぁと話した結果、村松さんの昔のあだ名のムッシュとお呼びする事になりました(笑)
予約
現在はプレオープンという位置付けで営業されています。完全予約制のおまかせ料理となりますので、お電話でご予約下さい。現在は1万円のおまかせ料理ですよ。
ムッシュからお腹を空かせて来てくださいと言われます。必ず守りましょう(爆)
ちなみにお店は6席ですが、貸切であれば8席まで対応してくださるそうですよ!
メニュー
おまかせとなりますが、お料理内容は当日の仕入れにもよるみたいです。実際今回も当日の仕入れで思わず買った品が追加されて、2品増えちゃったそうな(笑)
アレルギーや苦手なものにはしっかりと対応くださるので、予約の際にご相談してくださいませ💁♂️
おまかせ
わ、ちゃんとフレンチの様なスターターが準備されてます😍
スターター
コウイカのパイ包と牧之原のつゆひかりが登場。
つゆひかりはびっくりするほどの甘みと風味、ラストにほんのり香る苦味にいきなり
悶絶必至🔥
パイ包もしょっぱなから
うまぁ🤩
イカの優しい食感にスパイスの風味、中国料理初心者のもぺには説明できませんが、間違いなく
ビール泥棒🍺
押し豆腐の和物
続いての前菜は押し豆腐の和物。過去に押し豆腐を食べた気がするので、おそらく人生で二度目の押し豆腐じゃないかな。
上に乗っているのは大井川の渡り蟹。玉子を乗せていただくとフワッと優しい蟹の風味、味付けもシンプルに蟹で!
押し豆腐は筍と合わせてあるので、お互いの異なる食感が楽しめます😍
三位一体で頂くのがやっぱり
3150😍
なんとなく渡り蟹ってクセのあるイメージだったのですが、こんなにシンプルで美味しかったんですね。蟹を食べ終わると、お皿に蟹が現れるのも必見🙋♂️
前回の鮨かんざきさんのデジャブだわ(笑)
豆あじの唐揚げ
次の料理は油を温め始めて何かを揚げられる様子。
登場したのは豆あじの唐揚げ。
一匹一匹、丁寧にワタを取ってくれてます。
さっそく頂いてみると
これが大当たり🎯
なんと塩はなしで軽く山椒がふってあるだけですが
やたらうまい🤤
豆あじはサッと揚げる事により、カリカリ食感ではなくフワフワに仕上がっているので山椒とめちゃんこ相性が抜群。漁師と魚屋さんあっての手間がかかる食材に感謝🙏
ちなみにムッシュが使っているお魚は、今や全国から引っ張りだこの焼津の名店 サスエ前田魚店から仕入れています。というわけで、村松さんの料理は海鮮中心の中国料理となっています🙌
よだれ鶏
次は大好きなよだれ鶏という事で、本格的なお味を期待するだけで
よだれ5リットル🤤
うわぁ、見事なまでに艶々の鶏胸肉にたっぷりと薬味&ソース😍
やっぱり湯煎で作る低温調理とは違い、スチームコンベクションだと素晴らしい出来栄えですね!
薬味を挟んで頂いてみると
ぶち美味い!
辛さ自体は控えめ、甘辛いタレに山椒と生姜が決まっていてこれは絶品✨
よだれ鶏って結構濃いめの味付けのお店が多いと思いますが、こちらは香り豊かに仕上がっておりタレをたっぷり付けるのが👍 何より、やっぱりしっとり仕上がった鶏がもっちりジューシーで
3150😍
何やらムッシュが魚を切り付け始めました。
見た感じ的にはお刺身を引いているようですが、何がどうなって出てくるのか
ワクワクドキドキ😍
カワハギの肝巻き
出てきた料理を見てビックリ! まるで点心のような艶々の透明感は皮剥(カワハギ)、中の肝が透けて見えるのがまた憎いっす😍
二つあるので、贅沢にも一口で頂くと
けしからん
旨さ!
肉厚な白身はパツと鮮度が良く、肝がたまらないっすね😍 この切り身、実は一枚ではなく二枚を綺麗に重ねられてるので口いっぱいに美味しさが広がり
口内幸福😍
ちなみに四人分で二匹の馬ズラを潰したそうです🙏
ここで暴露しちゃいますと、あまりに美味しくてどんな味のタレだったか記憶が真っ白💦 美味しかったとだけ記憶にインプットされてます(笑)
ここからは5年物の紹興酒を投入! これがまた皮剥とも合うんですよ。
ちなみに紹興酒は5年、10年とあり悩んでいたら、ムッシュからまずは5年を試してから考えたらどうですかとアドバイス。これ当たりです👏
生魚を食べましたが、ムッシュがさらに鯵らしきものを調理してる😍
アジのサラダ
アジを中心に周りには10品の薬味が盛り付けられています。
にんじん3種、大根2種、ナッツ2種、大葉、茗荷、春巻きの皮、一応10種になったけど合っているのか?
美しい盛り付けを見せていただいた後は、ムッシュによる最後の仕上げ🤤
アジのサラダの最終形がこちら💁♂️
しかもこれボリュームが凄く、おそらく一人あたり大きめのアジ半身じゃないかな?
薬味がしっかりと混ざっているので、見た目の美しさだけでなく食べ易さも兼ね備えた一品👏
大ぶりに切られたアジが大量の薬味をまとうと
もぺのタイプ😍
あっさり目のアジですが、春巻きの皮がパリパリの食感と脂っ気を補充してくれて
Perfection !
しっかりとボリュームがあるので、心ゆくまで紹興酒とのマリアージュを満喫出来ちゃいました。
次が何かワクワクしながら見ていると、油で何かを揚げ始めましたよ。
さてさてこの揚げ物がどう変身するのか🤤
カサゴのフリット
なんと言えば正解かわかりませんが、ふりかけをたっぷりと乗せられたフリットでしょうか。
実はこちら本当はカサゴだけの予定だったらしいのですが、アジが余ったのでおまけでアジがアゲイン🙌
カサゴのふっくらとシンプルな白身にスパイスの効いたふりかけが香ばしくて
うまぁ🤩
複雑な味ですが、バシッとアレが効いています。アレですよ、アレって全然思い出せないのでムッシュに効いているアレを確認すると、そうココナッツファインです! 白身とココナッツって想像できない組み合わせですが、フライにする事で相性も良くこれは面白い味だわ。
おいおい、ムッシュがまたまた魚を切り付け始めてます(笑)
中華風漬け
で、登場したのがほうぼう(魴鮄)とアジの漬け。まさか中国料理を食べに来てこれだけの生魚が登場するなんて
本気でびっくりしたわ!
ほうぼうの切り付けがまたまた大きく、シャキシャキでスムースな身質に食べ慣れない中国風の味付けが
なんじゃこの美味さ!
先ほどのアジは薬味でいただくタイプでしたが、中国風の漬けは香りが良く紹興酒でしょうかビター味わいが魚の美味しさを引き立てますなぁ😍
悶絶している間に奥様が野菜の甘酢漬けを取り分けてくれてます。
色々なお野菜にしっかりと味がシュンでるので、料理の間に口直しするのにドンピシャ!これでルービー1本空きますな。
お次の料理は見るからに春巻きですね!
二色春巻き
もちろんただの春巻きなんてことはなく、上と下で味が変わる2色春巻きになってました🤩
最初に食べたのはイトヨリと青海苔のあっさり味。春巻きの皮が有り得ないほど軽く、香ばしさだけを残して消えていきます。
後半はジンドウイカのピリ辛味。うんうん、まさにこういう味が食べたかったピリ辛、辛さよりも生姜のフレッシュ感が効いてるのが👍
細長くすることで、熱々の揚げたてでもハフハフと美味しくいただけるね。
青山椒のシャーベット
ここで折り返し地点のお口直しにシャーベット。青山椒の青さが良い!
なんとここまでに10品も食べちゃっているのに、ここが折り返しなんて
夢のようなコースやん!
筍とスペアリブのスープ
ムッシュ自ら藤枝に出向いて掘ってこられた筍さんはスープにて。
蓋を開けるとフワッと香辛料の香りにより
食欲エンジン全開🔥
また器いっぱいに具が入っているじゃないですか😍
スープは奥行きのある滋味深く味わい、これが嫌いな人は世の中に存在しないんじゃないですか!
スープの表面には程よく油滴がありますが全く気にならないですね。
筍がデカくて体積を取っているのでスープが少ないです、ムッシュ(笑)
最後に役割を終えた具達(笑)
紹興酒も使われているので、汁物同士ですが相性も抜群👍
野菜炒め
さすが中国料理、あっという間に完成した野菜炒め。
スナップエンドウ、ブロッコリー、アスパラさんの青物三点。さりげにお皿も緑で合わしてます!
あ〜あ、もちろんシンプルにサラダも良いですが、やっぱり加熱して油をまとった野菜の方が
あま〜い😍
続いて何かを揚げて、さらに魚を揚げて下さってます。
金目鯛のウオチリ
これ将来的に中国料理 村松のスペシャリテになるんじゃないかと思う逸品✨
チリソースに青梗菜、上には菜の花と金目鯛👏
実はここに使われているチリソースですが、結構長い時間フライパンでグツグツされていたので気になっていました。
トロミを付けずにサラッとしたソースですが、しっかりとコクとボディーがあるのでご飯にかけたら絶対に美味いやつ😍
濃すぎないので繊細でジューシーな金目鯛とも相性が良く
最強のコンビ🤝
たっぷりソースと共に食べたかったのでスプーンでいただくと
けしからん
旨さ!
さらに菜の花を合わせるとサクサクと香ばしさもONされて最高っす🤩
ご飯
ここまでたっぷりと食べて来ましたが、いよいよフィナーレに向かってご飯が炊き上がりました。
まさか中国料理に来て煮えばなが登場するとは
Perfection !
煮えばなとは蒸らす前の炊き上がったご飯。お米からご飯に変わる瞬間、水分をたっぷりと含んだアルデンテで、瑞々しく甘さをより感じる事ができます。
ちなみにお米は農家さんが自分達用に育てている無農薬のお米を分けてもらっているらしいです。
叉焼
叉焼は美味しそうな塊肉から厚切りで準備中😍
こちらもスチームコンベクションでしょうかね? 火入れ具合がクンピーで焼き目はなさそうに感じました。
ラッキーなことに同席されていた常連さんがパンを食べたいという事で、もぺも恩恵に預かることが出来ました🙇♂️
まずは叉焼だけで頂くと、ジューシーで柔らかいのに脂がくどくない! この優しい柔らかさは麹とかに豚を漬けられている気がします。もちろん静岡の豚を使われていましたが名前を忘れちゃった😭
続いてパンに挟んでいただくと
ブチおすすめ🙋♂️
やっぱりこれだけ食べ進めると脂に敏感になりますが、パンに挟むとふんわり甘味が包んでくれて
ぶちススム君!
ウッカリカサゴ
最後の山場はウッカリカサゴの蒸し料理。
ちょっと面白い名前の魚だと思ったら、魚学者によってうっかりカサゴと間違えられてしまった魚らしいです🤣
ちなみに煮魚って口が開いてますよねぇと話に上がってムッシュに伺うと、新鮮な魚は口が開いちゃうそうですよ。今度魚売り場で注意して見てみます🙋♂️
薬味にネギをたっぷり乗せた後に、油をジュワーっとこれぞ中国料理😍 安直なイメージですいません。
マスクをされているのでわかりませんが、きっとマスクの下でムッシュはどや顔でしょう😍
最後にパクチーを散らせて完成☘️
魚を取り分けてくれるのは本当に有難いなぁ🙇♂️
最後に立派な定食が完成✨
ここまでかなり食べて来ているので、無理しないようにムッシュが量も調節してくれますのでご安心を。
まずは香味野菜が気になっていたのでいただいてみると、出汁を吸ってるので
やたらうまい🤤
これの存在はもう薬味ではないっす(笑)
うっかりさんは身がプルプル、皮もしっかりと
うまぁ🤩
もちろん、間違いなくこれは
ごはん泥棒🍚
うっかりさんの身も当たり前のように美味しかったのですが、一番美味しかったのがこちらの出汁🤩
白米と合わせて頂くと
ぶち美味い!
この出汁ご飯を食べるためのうっかりさんと言っても過言ではなし。
あまりの美味しさに悶絶して、もちろん白米をおかわりすると叉焼もアザース🙇♂️
本当はもっともっと食べたかったけど、ここで満腹になりました😍
杏仁豆腐
最後のスイーツは杏仁豆腐。
杏仁豆腐って本格的なお店で食べると美味しいんだよなぁと、パクリと行くと
これまでのNo. 1🏆
え、これ本当に杏仁豆腐じゃないですか! え〜っと、杏仁の味がする本格的な豆腐という意味ですね(笑)杏仁豆腐はどちらかと言えばゼリー的な存在だと思っていたので、この美味しさにビックリ。普通は甘いツユですが、こちらは逆にあっさりさっぱりしてるのも👍
最後にはナッツとジャスミンティーでホッと一息。
ここでムッシュの隠し球 青梗菜のアイスが登場。青梗菜の葉っぱが余るので作ってみたそうですが、こういうの楽しくて好きです(笑) これからも辞めずにお願い致します🙇♂️
すっかり満腹だったのですが、最後はこれで〆て下さいと杏仁豆腐アゲイン(笑)
お店の情報
中国料理をカウンターで味わえる村松さん、ここ間違いなく大人気店になると思います🙋♂️
まだムッシュが試行錯誤しているという事もあり、位置付けとしてプレオープンという形になっています(笑)本オープンがいつになるかは今のところ未定。食材を一巡することを考えたら最短で1年後かもしれないですね🤣
はっきり言ってボリュームが凄いです。
現在はおそらく足し算で料理を組み立てられている段階なので、お客としては品数が増えて嬉しい限りです。今後はその辺も考えながらクオリティーをさらにあげて、引き算に入って行かれるのかなぁと感じました。
引き算全盛の昨今ですが、足し算の村松スタイルで推し進めるのも、もぺ的には新スタイルで楽しいと思います😍
なんと村松さんに続いてサスエ前田魚店の魚を使った駿河キュイジーヌのお店がオープンしました!
静岡市に来たなら、是非とも食べていただきたいオススメのグルメをまとめてみました。他のサイトにはない、もぺ完全セレクトの個性的なお店が目白押しですよ👍
もぺ的には星
★★★★★★★★★
もぺもぐにアップしているお店は、下記のもぺもぐマップ(Googleマップ)から位置情報で検索可能です。お店を選ぶとリンクが貼ってあるので、ポチッと押すと記事にGO💨
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シェフが大阪時代に通ってた者です。
今、ベトナムにいて、帰国したらぜひ行ってみたいなぁ?って検索していたらヒットしました。
間違いなく、あのシェフのお店のようです。
昔からこだわる(こじらせる?)人でしたが、ますます磨きがかかっているようですね(^^;
近々帰国する予定なので、ぜひ行ってみたいと思います。
情報ありがとうございます。
tomatさん、
コメントありがとうございます。
おそらくその方のお店で間違いないと思います(笑)
じわじわと人気が拡大して、ちょっと先でないと予約が難しくなってきています。
早めに予約して是非伺ってあげてください!