【馳走西健一 焼津】駿河キュイジーヌを志して広島の馳走2924が移転完了!

静岡で爆発的な人気をを誇るサスエ前田魚店。そんな前田尚毅氏と西健一氏がタッグを組んで、これまでにない古民家フレンチ店をオープン。

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こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。

毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます✨

もぺもぐでも既に日本料理FUJI、中国料理村松、茶懐石温石とアップをしていますが、サスエ前田魚店の前田尚毅氏とタッグを組んだお店の大躍進が止まりません🙌

筆頭に挙げるてんぷら成生さんは普通には予約がまったく取れない超予約困難店。そして地方のレストランに与えられる名誉の一つDestination Restaurant 2022に選ばれた焼津の温石さん。温石さんと同じ和食ながら違ったアプローチで抜群のお出汁を使う日本料理FUJIさん。枠にハマらないオリジナル料理とワインのマリアージュが最高なシンプルズさん。最後に2022年突如オープンしたのが怒涛の品数と本格中国料理で常連が急増中の村松さん。

どのお店も静岡を代表する人気店となっているので予約はもちろん必須🙋‍♂️

そんな大人気の源はサスエ前田魚店を率いる前田尚毅さんの魚愛。生産者から料理人へと魚を繋ぐ姿勢は、これまでにない次世代の魚屋スタイル。日々の魚や名物のジャンケンはインスタのストーリーズで流されているので要チェック!

そんな前田 尚毅氏が新たにタッグを組んだのが広島で人気フレンチ店として営業されていた馳走2924の西 健一氏。なんと前田さんの魚を使って勝負すべく、広島のお店を閉じてサスエ前田魚店の裏に移転されちゃいました。広島から土地勘もない焼津に引っ越してくるなんて

本気でびっくりしたわ!

そんな馳走西健一さんの予約を取らせて頂くことに成功したので、もちろん西 健一ダッシュ💨

サスエ前田魚店

なんと馳走西健一の夜営業は18時より一斉スタート。一方でサスエ前田魚店の営業時間は夜18時までということは、もちろんサスエさんに行ってから馳走西健一さんに伺いますよね!

ちなみに西さんには事前に冷蔵庫を使わせて頂く許可も下さりありがとうございました🙇‍♂️

今回は登場しませんが、サスエさんで予約注文していたある品が絶品だったのでまた改めてアップさせて頂きます👍

馳走西健一の外観

ちなみに馳走西健一さんの店舗は現在もっともサスエ魚店に近く、歩いて5分ちょいくらいなので西さんの自転車なら1分じゃないかな(笑)

店舗はこちら💁‍♂️

想像していたよりも遥かに見事な建物、後でお話を伺ったところ以前は人気のトンカツ屋さんだったそうな。

オリジナリティのあるフォントで「馳走 西健一」とシンプルに表記✨ 扉には2と4を合わせたカッコイイ新しい文字が書かれてます。

先ほどちらっと書いた西さんの自転車と長靴を店舗の横で発見✨

なぜこの自転車を知っているかというと、前田さんのストーリーズで西さんがこの自転車に長靴で乗って怪しげに街を走っている姿(真面目に仕入れをしてる)がアップされて爆笑した鮮明な記憶が🤣

馳走西健一の雰囲気

店内に入ると溢れんばかりの胡蝶蘭が並んでいて圧倒されてしまい、店内の全体像を写真撮るのを忘れちゃってました😭

一際立派で目を引いた胡蝶蘭はサスエ前田魚店さん🙌 あとパッと目に入って来たのがもぺも大好きな村松さん。

壁際には白い胡蝶蘭がズラッと整列して凄いなぁ🤩 西さんが修行された馳走 啐啄一十(ちそう そったくいと)の平野さんから凄いやつが届いてます。

いつも書いてますが、どなたかもぺに胡蝶蘭を分けてくださる奇特な方はおられませんか?

お店に入ってから圧倒されたのがカウンター後ろの壁に描かれている世界地図🗺

さすがデザインも拘られているので、パッとみる限りでもライトアップに至るまで素晴らしく、料理が引き立つんだろうなぁと妄想しちゃいました😅

もちろんカトラリーもピカピカで楽しいなぁ😍

まさに世界を目指しているというか、おそらくもぺ世代にとっては世界征服を企んでいる秘密結社の基地みたいでカッコええ壁🤩

ただし本当に凄いのはこの壁ではなく、この壁の前で調理をする西 健一氏。その理由は後ほどアップしている写真を見てもらったら感じ取れると思います🙋‍♂️

馳走西健一のメニュー

2022年6月現在はランチ、ディナー共に共通のコース(13,200円税込)となっています。お料理に関してはそれぞれ以下の時間から一斉スタートになっているのでご注意ください。

  • ランチ12時
  • ディナー18時

ドリンクメニューはこちら💁‍♂️

シャンパンやワインの銘柄は記載されていないので西さんと相談して決めるのが良いでしょう。

馳走西健一の予約方法

現在は電話予約となっていますので、営業時間外にお間違いないようお掛けください(2022年6月)。

054-625-8818

駿河キュイジーヌ

駿河キュイジーヌは冷蔵庫からグラスを出してスターティン🥂

ちなみに乾杯しておりますがブレブレの写真となってしまったので、インスタのストーリーズのみでお披露目とする予定(笑)見たい方はインスタのフォローをお願い致します🥺

この日はもぺのグループが5名と広島時代からのお客さんが2名で合計7名でのお食事です。

何やらスプーンで三種類くらい重ねられているけど、最初の品として何が出てくるのか

ワクワクドキドキ😍

蓴菜のジュレ

最初の品は蓴菜(じゅんさい)と海水のジュレ、良く混ぜて召し上がって下さいとのこと。

使われているのは日本一の蓴菜と言われている東広島市黒瀬産。良く見たらわかると思うのですがゼラチン質で表面が盛り上がっており

よだれ5リットル🤤

ちょっとこの蓴菜、まるで中に浮いているかのように透明感があり、あり得ないほどのゼラチンをまとっています😍 このゼラチンが驚きのフルフルで

\( ˆoˆ )/

この蓴菜は間違いなく

これまでのNo. 1🏆

海水で作られたジュレも当然美味しかったのですが、蓴菜が凄過ぎて味の記憶が、、、いきなり凄い逸品で強烈なパンチを貰いました🙌

おもむろに炭で炙り始められたのでパシャリ📸 西さんの眼力、もし街中にてこんな目でガンをつけられたらチビりますよ😅

めっちゃ炎があがっていたので、さぞかし脂乗りの良い魚なんだろうなぁ🤤 それにしても集中している西さんは、先ほどと違いめちゃんこイケメンだわ(笑)

うわぁ、めちゃんこ分厚く切っているこのたたきはなんですか!

爽やかなスカイブルーのお皿がピンク色の白身を一段と引き立てますな。

イシナギのタタキ

イシナギの皮目を炭で炙りオクラとえんどう豆を使ったソースをたっぷりと。脇に添えられているのはレッドオニオンのマリネで、黒い粉は炭状に焦がしたニンニク。

ソースの美しさにも目を惹かれますが、なんと言っても凄いのがイシナギという魚✨ 15mmほどある厚めの切り身はビシッとしまっており、見た感じ的にはクエに近い雰囲気。

イシナギを調べてみると成魚になると100kgを越えることもあるかなり大型の魚。結構日本近海に広く分布しているようですが、漁獲量が少ないために現地で消費されることが多い珍しい魚の様子。こんな魚を食べれるなんて

夢のような一皿やん!

う、はっきり言っちゃいますがイシナギが凄すぎてソースが負けている。生にちょうど良い身質に仕上がっていたので熟成期間を聞いてみると一週間ほどサスエさんの冷蔵庫で眠っていたそうな。

あれ?逆算するとオープン日前、そんな時からしっかり魚を仕込んでくれていて

3150😍

しっとりと旨味の脂が全体に周り、さらにこんがり炙られた皮目が合わさると

けしからん
旨さ!

いやぁこれだけ魚が凄いとフレンチは大変だと思います。和であれば、塩や煎り酒などシンプルに引き立てる方法がありますが、フレンチだとそんなわけには行きませんよね。西シェフの今後が楽しみな一品!

続いて準備されていたのは金目鯛、もう見るだけで身がプリッとしてこのままかぶりつきたい😍

こちらの店舗、以前はトンカツ屋さんだったのをリフォームされて使われていますが、こちらの中庭は以前のまま使用されているそうです。中庭があるなんて、どんなトンカツ屋さんだったのかめちゃんこ気になるわぁ😍

スープ・ド・ポワソン

スープに入っているのは先ほどの金目鯛に平貝(タイラギ)、静岡県のフルーツトマトはローストして。このスープの香りが

よだれ5リットル🤤

平貝の後ろに隠れている花はフェンネル、ちなみにスープの中にはフェンネルの根が使われているそうな。

スープは思っていたよりもサラッとしていますが

ぶち美味い!

コク深いにも関わらず、あっさりとして止らなくなるお味に

悶絶必至🔥

フワッフワッの金目鯛にサクッとした平貝、どこかあっさりしているのはフェンネルの効果なのかなぁ🤔

パン&バター

こちらは広島時代から使われているフランスより輸入しているパン生地、合わせるのは海藻入りボルディエバター。

このバター初めて食べたのですが、強めの塩味ですが香り良くスッキリとキレが抜群で

なんじゃこの美味さ!

これをアテにシングルモルトを楽しんでみたいなぁ😍


合うかどうかは自己責任でお願い致します(笑)

焼き立てのこちらのパン自体もめちゃんこ美味しいのですが、ボルディエバターとスープがいたら裏方に回るほか仕事がありませんよ😅

ちょっとワインで小休憩。

パイ生地が登場したということは、いよいよ西さんのシグネチャーと言われているパイ包み焼きですね😍

ちなみに馳走西健一ではこのようにパイ包みを作る過程から余すことなく堪能することが出来ます。実はこれこちらで始められたそうで、以前の広島の店舗では高さがあるカウンター席だったので手元を見せることが無理だったらしいっす。

日本全国のパン包み焼きファンの皆さん必見ですよ!

と、お隣の相方が言ってました(笑)

この日使われているのは舌平目に金目鯛の白子、金目鯛自体は探せば食べれますが白子はかなり珍しいですよね😍 使われている葉っぱは見事な大きさの大葉です。

手際良くあっと言う間に包まれて、こちらはしばしオーブンへ🔥

そうこうしていたら炭場より炎があがってますやん🔥

動画を撮影すべく近くに寄らせてもらうと、皮目が焦がされたこれはなんだろう😍

最後に油を使ってしっかりと焦がして仕上げ完了🔥

見るからに真っ黒の魚はどうなっているのか

ワクワクドキドキ😍

黒むつとキャベツの焦がし炭火焼き

しっかりと焦がされていたのは黒むつ、下に引かれているキャベツも焦がされているそうです。

皮の真ん中には食べ易いようにハサミが入れてあり、ここで分けて二口で食べてくださいとのこと😍

贅沢ですが指示通り二口にて黒むつを頂くと、皮目は想像通りカリッカリですが身がふっくらとしてジューシーで

ぶち美味い!

黒むつは皮目があると磯臭くなりがちですが、炭でしっかりとスモークされているのでひたすら香ばしいのみ🙌

ちょっと甘みのあるソースは山椒を使用しており、炭の苦味をマスクしてちょうど良い塩梅にバランスを取ってくれてますね。

抜群のタイミングでパイ包み焼きが完成です🎊

パイ包み焼きドーン(笑)

しっかりと焼き目のついたパイが見るからにサクサク、これは食べなくても美味しさが伝わってくるなぁ🤩

パイの表面にナイフを当てるだけでパイ生地のサクサク感が手に伝わって来るわぁ!

二つに分割すると湯気が一気に立ち上り、そこにはパラダイスが😍

しっかりと重厚感があるのにサクサクのパイ生地、ふっくらとした舌平目、とろりんちょの金目鯛の白子がソースで一体となると

やたらうまい🤤

しかもこれ、見た目以上にしっかりとボリュームがあり食べ応え💯

今回使用されるのは前々日につぶされた榊山牛のハラミ。榊山牛は月にわずか8頭しか出荷されない希少な牛。

榊山牛とは

榊山牛は最高級広島牛で牛の風味や香り成分であるラクトンやオレイン酸、旨味成分である遊離アミノ酸、ペプチド構成アミノ酸が乗ってくる生後32ヶ月以上の肥育期間を守り厳格に育てられた牛。その脂の融点は16.4℃という低さ。

榊山牛のパンフレットより

ハラミは内臓肉と言うことで熟成させずに使用するそうな。ハラミはもぺの大好きな部位なので、この素晴らしい出会いに感謝🙏 食材との出会いは一期一会ですからね。

肉用には龍泉刃物のナイフが登場。

こちら素晴らしい輝き、どれほどの切れ味なのか楽しみ🙋‍♂️

肉をカットしてもほとんど肉汁がまな板の上に逃げておらず、西さんの焼き技術も凄いなぁ🤩

榊山牛のハラミタタキがてんこ盛り😍

これを全部独り占めして食べたいぞー!

榊山牛ハラミのタタキ

魚も美味しいですが、やっぱりお肉も食べたいですよね🙌

この真っ赤で美し過ぎるハラミの下にはマッシュポテト、添えられているのは塩漬けの胡椒。

龍泉刃物のナイフは抜群の切れ味でハラミをストレスなくカット!ハラミはふんわりと柔らかさを感じるのにしっかりとした肉感、噛み締めるほどに口の中で解けて

肉汁スプラッシュ!

さらにびっくりしたのがこちらの塩漬けの胡椒。プチッと弾けた後にはいつもの胡椒とは異なりフワッと爽やかなで

見事な伏兵やん😍

ひょっとしてこの塩漬け胡椒はもぺが食べてみたかった胡椒?ちょっと西さんに確認してみます。

最後のお料理はリゾットと言っていましたが、なんか美味しそうな音が聞こえてきますよ😍

甘鯛の鱗焼きと玄米のリゾット

まさかリゾットで甘鯛の鱗焼きが登場するなんて、これは間違いなく

最強のコンビ🤝

フワフワの甘鯛ですが、今回は残念ながら白川(白甘鯛)ではないけど十分に美味しいこと間違いなし🙋‍♂️

鱗のサクサク食感の後には、ふんわりとした身とプチプチした玄米のリゾットがよく馴染み

Perfection !

浜名湖の青海苔の風味に乾燥した梅干しの酸味が加わると、ある意味お茶漬けのようなテイストで

美味でございます🙇‍♂️

なんと西さんもお茶漬けをイメージされていたそうな🙌 これは間違いなくおかわりが欲しくなる一品ですわ。

最後のスイーツは自家製のアイスクリームでしょうか。

ミントのアイス

口溶けが抜群のアイスクリームは爽やかなミント。甘さは控えめでスッと消える後にはわずかにほうじ茶が香りご馳走様でした🙏

白ワインのジュレと静岡クラウンメロン

アイスクリームで終了と思っていたら、もう一品スイーツが登場!

この日のお料理はジュレで始まりジュレで終わり。

さりげなくジュレの口溶けが素晴らしく、やはりこのような素晴らしい仕事の積み上げにより一皿の完成度も高くなっているんでしょうね👏

最後はコーヒーを頂きながら、サスエさんとの出会いから焼津に引っ越されるまでの話を伺わせていただきました。

サスエさんの魚をベストの状態で使うために引っ越してくる西さんも凄いですが、やはり料理人を惹きつける前田 尚毅さんの魚の仕立てが素晴らしいんでしょうね!

馳走西健一の情報

まさにこれを食べるために焼津に来るという駿河キュイジーヌはキラリと光る素晴らしいラインナップの品々✨ しかし、まだまだ伸び代を感じさせる料理もあり定期的に訪問したいお店が増えちゃいました😍

最後に使われている魚ですが、毎日同じ魚が良いわけではないので、日によって同じ料理でも用いる魚が変わることもありますのでご承知おきください。

なんとサスエ前田さんが目と鼻の先です!ここまで来るなら聖地に伺ってはどうでしょう🙋‍♂️

もぺ的には星
★★★★★★★★☆

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